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ひんやりとした窓辺
シーツに僅かな体温を残して
深夜のアミューズ

白いタイルに散らばる鉄球
たのしい音に誘発されて
やっと火を灯した心は
安安と買われている事を知らない
じっと握るハンドルに宿る受け身の野望は
一粒一粒 期待の渦に飲み込まれてゆく



床に弾ける無数の影の上を這う
同じ言葉を繰り返して発生する狂気が
行き場のない蛇の眼を十字に割った
息を交わしていても
肉塊の質感を覚えてもdummy
背より腹に描いた十字を羅針に躍る少女は
傷口に絵具を蓄えている

タイルの繋ぎ目が体を白く抜け
月の満ちるリズムに約束の日を指折り数える
逢瀬してしまった疾患と本能が体を食い潰し
肉塊の中で渦巻きはじめる エル エイ アイ .

弾ける音が充満するskull
rolling soprano
体は覚え書きの運動に麻痺をする
少女の白眼の奥で揺蕩う草原に
一尾の蛇が迷い込んだ







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