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何のために働くのか

 勤労の義務、納税の義務。私たちは国民の義務として働いていることは間違いない。ただ、私たちはそれ以上に、自分は何のために働くのかという個人的な目的を考える。やりがい、生活のため、家族を守るため。それぞれが色んなことを考えて働いている。そして自分のやりたいことと得意なこと、その仕事をするために必要なお金、学力など、様々なところで擦り合わせをし、バランスを取らなければならない。そこを割り切っていくのは難しい。

 バンド好きの母は、私が幼い頃から『好きなことを仕事にするのは難しい』とよく話していた。キラキラしたアーティストから何となく感じる、何かを犠牲にしている感じを言っていたのだと思う。

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 友人と、こんな話をした。

 どこでどんな仕事をして生活していくかを1つに絞るのは難しい。これがいいと思って変化させたとしても、100%思い通りにはいかないし、全てを選ぶことはできない。そうやってずっと、『これじゃなかったかもしれない』と思いながら生きていくのがしんどい。


 それでも、私たちは選ばなくてはならない。自分の幸せのために。自分の幸せのために選ぶのだから、どんな正解があってもいいはずだ。そして何を選んだとしても、納得して進んでいくしかないのだ。
 私は今さらながら、自分にとっての幸せとは何か、そのために何を選ぶのか、必死に考えている。

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