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education

education. (エディケーション)辞書で引いてみると、教育・教養・学歴、または教育学・教育組織とある。

他人に対して意図的な働きかけを行うことによって,その人を望ましい方向へ変化させること。広義には,人間形成に作用するすべての精神的影響をいう。その活動が行われる場により,家庭教育・学校教育・社会教育に大別される。

スーパー大辞林

ロルフィングは、身体教育と解釈・説明されるコトもあるが、自分にとっては、何か、引っかかる感覚がある。正直、あまり好きな言語ではないのだろう。教育するのもされるのも、嫌いだ。

そこで、言語としての成り立ちを、背景から紐解いてみようと、ググってみた。

英語のeducationという言葉の語源はラテン語で〝e-〟は「外へ」、〝ducation〟は「何かを引っ張る」ことを意味します。ですからeducationという言葉は、その人の中からその人自身が持っている潜在的な才能を〝pull out〟、つまり「引き出す」という意味を持ちます。これは日本語の「教育」が知識を「押し込む」という意味を含むのと対照的です。

有名な彫刻家のミケランジェロの言葉を借りますと、彼は大理石を削って彫刻をするのではなく、大理石の中にある「何か」を探すために彫刻をするんだという言葉が、まさに英国の教育を表していると思います。

駐日英国大使からウルフソンカレッジ学長へ

ただしここでも、少々引っかかる。引き出すことを目的として、意図的に他者と関わり、導くことが教育なのだろうか?これまでロルフィングにおいて、自分が興味を持つ講師たちは、そこまで面倒見の良い、おせっかい者はいなかった。それにより、不安や寂しさなど感じたコトは、皆無だ。

個人的に理想とするロルファーとは、何かを引き出すキッカケを創り出す黒子で良い。闇の中に、ライトを照らすだけで十分だ。自らが新たな気付きを得て、立ち上がり、歩き出すことが重要だ。

今歩いている路。これから行こうとする場所。自発的な欲求から湧き出る、己自身の偶像。それをただ、再確認してもらうだけだ。

この惑星において、自分自身だと思い込んでいる媒体。それは、個人が所有している體だ。だが決して、あなた一人のものではない。

こんなことを思い付くことも、パオラとの出会いがなければ、どうだったのかわからない。彼女の人生経験において、多様な味わいがブレンドされた理論により、形成がなされたものが共鳴し、書かされているのかもしれない。

いよいよ、後一月後に迫ってきた Gravity Project 2023.  ムーブメント・マニピュレーション共に、若干名の枠は残っています。自発的に自らで照らしだす時間。Educationの語源に沿って、進められていくクラス。なぜならば、彼女は生粋のイタリアン。そう、人生的背景はラテンだ。

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