階段の上り下り、日々のプラスになる方法
階段の上り下り。戸建の場合は家の中に階段がありますし、集合住宅にも階段が。通勤があると恐らく階段があるし、通学だと必ずあります。
階段の上り下りというのは、「歩く」ことの次…とまではいかずとも、生活に根付いている動きの一つです。
それでいて、膝が悪くなったりするとかなりネックになってくる階段。できたらそうなる前に、身体を痛めつけない階段の上り下りができるようになるのが理想です。
ということで、簡単なポイントだけを紹介してみます。
①足の状態
靴の中で足指を握るようにぎゅっと力が入っていませんか? これは出来るだけ避けていきたいところです。靴を履いている時でも、いない時でも、出来るだけ足指を握りしめすぎないようにしてみてください。
もし足先が細い靴やビーチサンダルなどを履いていてそうなってしまう場合は仕方ないですが、出来る限り避けます。
そして足指に力をギュッと入れないとバランス的に不安だったりする場合は、毎回ではないにしろ、壁や手すりに手を添えサポートをしてあげることで足指の力を抜いて階段を上り下りする練習をしてみてくださいね。
②膝の向き
膝が内側を向いてしまうことが多いですが、スカートや着物など着衣による致し方ない時を除いては膝が正面を向くようにしてみましょう。
その時、「膝のお皿を真ん前にするぞ!」という意気込みよりも、膝がヘッドライトだとしたら、正面を照らしているかな…くらいの感じでOKです。
足先の方向はひとまず気にしなくて大丈夫。理由は割愛しますが、まず膝です。(特に膝が痛い人は試してみてくださいね)
③上半身の方向
前屈みになりやすいところですが、もし上半身を前に倒したければ、股関節から蝶番のように。そして、できたらあまり前に倒さず、気持ち、斜め上前方に向かう感じで。首根っこを掴まれて引っ張られるような感じです。(下の絵の赤矢印)
階段を下りる時に関しては、今度は怖さや下りの不安から後ろにのけぞりやすいもの。バランスが不安だったり怖い時は壁や手すりを使ってもらっていいので、できるだけ上りと同じ感じで。
④〈上り〉踏み込み方
段に足を置き踏み込む時は、その足が階段を通り抜けてその下にある地面を押すかのように踏み込みます。ミシン針が生地を貫き生地の下にいくような感じです。(上の絵の青矢印)
余裕があれば、脚はみぞおちくらいからあるようなイメージで。
大切なのは安心してできること
こんな感じでざっくりとポイントを紹介してみましたが、階段の上り下りで大切なのは安心してできることです。それはしっかり念頭に。
けれど、それだからといっておかしな使い方を継続していると、階段の上り下りはかなり膝に負担を与えやすい動作です。なので、急いでいない時、手すりや壁に手を添えることができる時は、それを利用していいので、今日のポイントを是非。
なんとなく階段から王様やお妃様が下を見ることなく高貴に下りてくるイメージだとうまくいきそうです。(威張りすぎないように要注意。謙虚さのある高貴さがおすすめです)
階段を下りる時や、坂道の下りにはそれ特有のポイントがありますが、それはこちらで紹介しているのでよかったら。
今回は理由はひとまず置いておいて、気をつけてもらいたいポイントを紹介してみました。膝が痛いな、気になるな、という人は、ゆっくり安全にやれる時に試してもらえればと思います。
そして詳しい理由を知りたい方は、いつかホリスティック・システムにいらしてください♡