Big Bang Theory S1Ep14 オタク浄土とタイムマシンによる日英エピソードタイトルの近日点

本投稿タイトルは独自につけたもの。ドラマの正式なタイトルはこちらです。

The Nerdvana Annihilation:オタク卒業の法則 

ビッグバンセオリーを見ていて面白いなと思ったオタクネタで自分が知っているネタ、調べたネタをまとめておいておくために作ったものです。ざっくりとした背景はこちらもご覧ください。目次もかねて作成しています。

エピソードタイトルについて

今回のエピソードタイトルは、記事のタイトルにも書いたように日英の意味が非常に近いものになっている珍しい回となりました。

「The Nerdvana Annihilation」の「Nerdvana」はもう笑うしかないですが、「Nerd」(オタク)と「Nirvana」(涅槃)の合成語。日本語にしたら「オタク浄土」みたいな感じでしょうか。エピソードの中でも説明不要とばかりにそのまま「Nerdvana」と使われています。

「Annihilation」は綴りと発音の乖離が大きな単語の一つではないかと思いますが、「絶滅」「殲滅」「壊滅」といった意味です。

「The Nerdvana Annihilation」で「オタク浄土の破壊」といった趣なんですが、これだとちょっと強すぎますよね。

一方で日本語タイトルは「オタク卒業の法則」。「破壊」ほどの強い意味はありませんが、要するにオタク趣味を終わらせること、とするなら卒業というのは言い得て妙な表現。

日英のタイトルがこれほど近い意味だったことは、少なくとも今まで見てきたエピソードではありませんでした。ざっと見た限り、1シーズンに1話あるかないかという感じですね。

あらすじ

レナードはオークションで映画に出てきたセットのミニチュアタイムマシンを落札する。ミニチュアと思って買ったも関わらず、届いたのは実物大。
非力な4人で必死に4階まで引き上げようとしている途中で、出勤を急ぐペニーが出てきて、その道をふさいでしまい...

冒頭のシーン

いつもの4人組がシェルドン達の部屋にいる。シェルドン、ハワード、ラージの3人はサンドイッチを食べていて、シェルドンが具の順番が間違っていると文句を言っている。

レナードはパソコンを見ながら、ミニチュアタイムマシンの競売なのに入札者なしだ!と叫びだす。

映画「タイムマシン」と「ソフィーの選択」

ハワードが驚いて、「オリジナルの映画、タイムマシンのタイムマシン?」と聞くと、レナードは「ソフィーの選択のタイムマシン」と答えます。

オリジナルの映画「タイムマシン」とは1960年の作品で、H.G.ウェルズ原作の映画版ですね。

H.G.ウェルズは他にも透明人間や宇宙戦争、モロー博士の島などを書き、それぞれ何度も映画化されています。

ソフィーの選択とレナードが答えましたが、果たしてタイムマシンなんか出てたかしらん?って、そんなわけありません。

レナードが見ているオークションサイトの画面には、オリジナルの映画「タイムマシン」とそれに使われたタイムマシンとが表示されています。

画像1

画面を見る限り、「ミニチュア」とは書いてませんし、それどころか「TIME MACHINE MOVIE PROP(タイムマシンの映画の小道具)」と書かれていますので、これで「ミニチュア」と言うのはレナードの誤読でしたね。

この誤読があとでとんでもないことになるわけですが。

画面では落札まで43秒。800ドルはレナードの入札額だそうで、このアイテムなら数千ドルまで値段が上がると思っていたのに誰もこないと。

43秒で他の人が入札しないとレナードは800ドルを支払う必要があります。ハワードによれば、落札直前により高値を付けて落札する行為を「スナイプ」と呼んでましたが、日本ではなんと呼んでましたっけね?

めでたく落札したレナードと果報者

結局、誰も「スナイプ」してくれずに、めでたくレナードが落札して800ドルを支払うことなりました。

この時、ハワードのセリフが

Howard: You lucky duck.
(字幕)この果報者め

ここでは「アヒル」の単語が使われていますが、「lucky dog」の言い方もあるようです。

しかしおもちゃに800ドル支払うつもりがなかったのに落札してしまって困っているレナードに、4人で分割して支払って購入することに。ラージ曰く「共有タイムマシン(Time-Shared Time Machine)」。

One of a kind Auction

レナードが見ているオークションサイトに「one of a kind auction」と書いてありますが、英語のこの辺の感覚が、まだまだ遠いなと感じるところです。

「one of a kind」でユニークな、独自のという意味らしいのですが、この字面からそう感じるまで至っていません。

理屈をこねるなら頭では理解できなくはないですが、「of a kind(同じ種類の)」中の「one(一つ)」=「ユニークな」ということらしいです。

なぜ、他の人が落札しなかったかと言えば...

シェルドンも、なぜこんな貴重なアイテムが他の誰にも落札されずにいたのだろうと不思議がっていました。

Sheldon: I wonder why no-one else bid, this is a classic piece of sci-fi movie memorabilia.
(字幕)SF映画の傑作なのに誰も入札しないとは

字幕では省略されていますが、シェルドンのセリフは「SF映画の記憶すべき記念品の最高の一品なのに、なんで誰も入札しないか不思議」のセリフの後で、「共有にしよう」というラージのやり取りでみんなで購入することに決め、改めてシェルドンに不思議だと言わせた直後に納品されたタイムマシンに切り替わって、「なんでみな入札しないか分かった」というのは編集が素晴らしいですね。

実際に届いたタイムマシン

さて、実際に届いたタイムマシンはこちら。

画像3

これでは、確かに誰も入札したがらないでしょうね。

そしてこれを4階まで4人で運ぼうとして階段を塞いでいるところ、ペニーがアルバイトに遅れそうな時間に部屋から出てきて、さあ大変。

Sheldon: Then I have a simple solution, go up to the roof, hop over to the next building, there’s a small gap, don’t look down if you’re subject to vertigo, and use their stairwell.
(字幕)屋上に行って隣のビルに飛び移れ。隙間があるから下は見るな。そして階段で降りる。
Penny: You’re joking, right?
(字幕)冗談よね?
Sheldon: Oh, I never joke when it comes to vertigo.
(字幕)隙間の話は本気だ。
Penny: Damn, okay, I’ll just take the roof.

これを見ると、字幕翻訳者の腕はすごいなと思います。うまく細かいところは省きながら、きちんと状況は伝えているのですから。

シェルドンは確かに隙間があると言ってますが、「眩暈しやすいなら下を見るな」を省略したので「眩暈については本気だ」ではなく「隙間については」としたものと思います。これをシェルドンの早口に合わせて字幕で入れようというのは、さすがに無理があります。

ともかく階段が通れないのであれば仕方がないと、シェルドンの提案に従って、屋根から隣のビルに飛び移って出勤する道を選ぶペニー。

これものちに大問題になります。これ、脚本家の傾向というか癖というか、展開の仕方が面白いですね。

Bimonthly、Biweeklyの危険性

なんとか部屋に運び込んだ4人。

Raj: I still want it on my balcony. I say we move it on a bi-monthly basis.
(字幕)半月とか1か月おきに移動しよう
Leonard: That sounds fair.
(字幕)公平だ
Sheldon: Hold on. Bi-monthly is an ambiguous term, do you mean move it every other month, or twice a month?
(字幕)待って。半月と一か月はずいぶん違う。
Raj: Twice a month.
(字幕)半月で。

ここも字幕翻訳者が腕を見せたところ。

原文は、「Bimonthlyで」とラージが言い、シェルドンは「Bimonthlyではあいまいだ。動かすのは1か月おき、それとも1か月に2回?」と聞いていますが、これは有名な「Bimonthly、Biweekly」問題ってやつですね。

辞書を見ても、「Bimonthly」は、隔月の/1か月に2回の、「Biweekly」は隔週の/1週間に2回のとそれぞれ二つの意味が書いてあります。

どういう背景でこんなことになったかまでは調べてませんが、これこそ「英語ではそうだから」で覚えておいて、「Bimonthly」とか「Biweekly」と来たら、シェルドンのように隔月なのか1か月に2回なのか(あるいは、隔週なのか1週間に2回なのか)をきちんと確認しておく必要がありますね。

この議論はしかし、きちんと結論を出す前にレナードが俺が先に乗る!で乗り込んでしまいました。

共有タイムマシンで行き着く先は?

まずは最初に購入しようとしたレナードが乗り込み、セットした行先というか行き時代は、1876年3月10日。グラハム・ベルがワトソンに電話した日なんだそうです。

こんなのがさらっと出てくるハワードがすごいのか、アメリカ人なら誰でも知っている「歴史の常識」なのか。アメリカで「いいくにつくろう鎌倉幕府」みたいな覚え方をさせているとは思えないですし、これでも日付までは入っていませんから、ハワードがやはりすごいのでしょう。

日本では大政奉還があったのが1867年。1876年は明治9年。

グラハム・ベルが世界で最初に電話を掛けた3月のイベントを見てみると、太政官達公布とか、夫の家を相続しない場合の妻については夫婦別姓とか、あれ?最近どっかで見たような議論が...

その他にも廃刀令の時代でしたか。3月ではないですが、クラーク博士が日本に到着したのもこの年、ということで、世界最初の電話の年代的な遠さを如実に感じますね。

3月12日 - 官庁を日曜休暇・土曜半休とする太政官達公布(施行4月)
3月17日 - 夫の家を相続する場合の妻について夫婦同氏、夫の家を相続しない場合の妻について夫婦別姓とする太政官指令が通達される
3月28日 - 廃刀令発布

7月 クラーク博士来日( - 翌年5月まで8ヶ月間)

エピソードはしかし、シェルドンもその日に行きたいとか言い出し、同じ日に未来から二人も来たらベルの研究室が混雑するとか、タイムマシンは時間旅行はできるが、地理上の移動はしないので、過去に行ってもベル研究所いかなければいけないとか、ベルの奥さんは耳が遠いのでとか、なんとも「これぞオタク!」な議論に陥った挙句、シェルドンの次の提案で未来に行くことにする。

(字幕)まず未来に飛んで遮蔽装置を手に入れろ。カーク船長が装置を奪ったのは確か宇宙歴5027.3。地球時間で2328年1月10日だ。

字幕では省略されていますが、原文ではカーク船長が遮蔽装置(クローキング・デバイス:遮蔽というより透明化装置だと思います)を奪ったのは、スタートレックでお馴染み、ロミュラン人です。(笑

ロミュラン人は前回、さんざんやったので今回は省略しますね。

その提案に乗ったレナード。2328年1月10日をセットして、タイムマシンのレバーを操作するときの場面は爆笑もの。

これ、よく考えてあるよなと思うのが、未来に向かうのでなければみんなの動作も後ろに向って進むわけで、この動作をやるのは非常に大変だったと思います。

切れ散らかしたペニーとエルトン・ジョン

上で貼った動画の後半に出てきますが、レナードに続いてラージが乗り込もうとしたところでペニーが明らかに激怒状態で入ってきます。

シェルドンの提案通りに隣のビルに飛ぼうとしたら、隙間は1メートルもあって膝をすりむくは、非常階段は鍵がかかってて仕方なく避難ばしごで3階におりて、そこの窓から部屋を通してもらって行こうとしたら、アルメニア人の家族で8コースの料理を食べていけと捕まるわ、そこのうちの息子と見合いさせられそうになるわ、さらに職場に行ったら遅れたせいで欠勤扱いでその日の給料もパー。

これは怒りますね。ペニーでなくても。レナードがこんなタイムマシンを買ってなかったらこんなことにはなってなかったのに。

このタイムマシンも、タイムマシンというより「(字幕)エルトン・ジョンが湖で漕ぎそうなペダルボートみたい」と怒鳴り散らします。

ところで、このセリフ、オリジナルではこうなっています。エルトン・ジョンはでてきますが、湖もペダルボートも出てこないのです。

Penny: Oh please, it’s not a time machine, if anything it looks like something Elton John would drive through the Everglades.

ですが、エバーグレイズというのがフロリダにある国立公園で湖沼地として有名なんだそうです。

驚いたのは、日本にもエバーグレイズという「アメリカン・アウトドア・リゾート」が伊勢志摩と琵琶湖にあったということです。

エルトン・ジョンが出てきた理由は謎ですが、2008年に何か事件でもあったのでしょうかね?

ともかく、ブチ切れ状態のペニーに、「これはタイムマシンで沼でボートには使えない」とか空気読めない発言したものだから、ペニーの怒りに火を注いでしまい、最終宣告が下されます。

Penny: Pathetic. All of you, completely pathetic. 

この「Pathetic」は文字通り「痛い」「哀れ」「みじめ」を意味する単語です。ペニーに直撃弾を食らったシェルドンはショックを受けてしまいます。

ペニーはオタクの男が好きか嫌いか?マーティ・マクフライは美しい母親から惚れられたが...

真夜中の二時にまんじりともせずにタイムマシンで悩みこむレナード。シェルドンが気が付いてやってきて言うのが「僕が使う時間だぞ」ってのは笑うところ。

シェルドンが、真夜中に座ってレナードと話し込む会話も二人らしい。

レナードは、ペニーのような女性はタイムマシンを買うような男には靡かないよな?と聞くと、「それは間違っている。ペニーは君がタイムマシンを買う前から、キミになびいていない。問題は君にある。」といって、反証として

タイムマシンの役を演じたロッド・テイラーはまさにそのマシンでイヴェット・ミミューを、バック・トゥ・ザ・フューチャーのマーティ・マクフライは極めて魅力的な母親から惚れられた

と語っていますが、笑っちゃうのはロッド・テイラーとイヴェット・ミミューは俳優の名前で、マーティ・マクフライは役名というところでしょうか?

いずれにしても、バック・トゥ・ザ・フューチャーはタイムトラベル物の名作だと思いますね。監督のロバート・ゼメキスがリブートはさせないとしているのは英断だと思います。

オタク浄土からの卒業

一夜明けて次の日。レナードは自分の商品の汚れを落としてパッキングしています。そして、タイムマシンの自分の持ち分を誰かに譲ると言い出す。シェルドンは「僕の直観だとペニーに関係が」と字幕につけられていますが、

Sheldon: My spidey-sense tells me this has something to do with Penny.
(スパイディー・センスではペニーと関係があると感じている)

シェルドン、いつの間にスパイダーマンになった?(笑

ここから、ラージが100ドル出す、ハワードは120だ。それならラージは300ドルに1979年のマテル社のミレニアル・ファルコン号の光速効果音付きを出すとエスカレートしますが、それを聞いたレナード。おもちゃなどからの卒業を宣言。

Leonard: No, no more toys or action figures or props or replicas or costumes or robots or Darth Vader voice changers, I’m getting rid of all of it.
Howard: You can’t do that, look what you’ve created here, it’s like nerdvana.
そんなことできないだろう。自分が作ってきたものを見ろよ。オタク浄土みたいなものじゃないか。

レナード、ダースベイダーのボイスチェンジャーを持ってたんだ。今でも売られてますしね。

レナードの卒業宣言へのハワードのセリフが、今回のエピソードの肝でありタイトル回収。

レナードのコレクションを我さきにと争いますが、レナードはつれなく、コミックストアのラリーに売ることになっているんだと言います。この時はコミックストアにいるのはラリーだったのですね。後日、登場するのはスチュアートでした。違う店になったのでしょうか。

自分のグッズを売りに行こうとするレナードをシェルドンが階段を塞いで止め、箱に入っていたソードを取って「何人たりとも通ること能わず」みたいな大げさなセリフを言うと、レナードが自分を通さなければこうだぞ!といってやってみせるのがこれ。

Leonard: Okay. I did not want to do this but, I have here the rare mint condition production error Star Trek: The Next Generation Geordi LaForge, without his visor in the original packaging. If you do not get out of my way, I will open it.
そこまで言うなら仕方ない。望まないことだけど、新スタートレックの激レアな、ジョーディ・ラ=フォージのバイザーのついていない間違い商品の未開封品がここにある。
そこをどけないと、これを開封しちゃうからな!

スタートレック・ファンにはおなじみかと思いますが、新スタートレックに出てくるジョーディ・ラ=フォージはこういうバイザーをつけたキャラクターなのだそうです。そのバイザーがついていないレアものならプレミアがついているはずです。未開封なら、プレミアがさらに上乗せ。それを開封してしまう=価値が駄々下がりで意味がなくなってしまう、ということでみんな怖気づいてしまいます。

なんか感じはちょっと違うパッケージですが、レナードが手にしているものを見る限り、確かにバイザーらしきものは見えません。

画像4

ペニーの部屋におもちゃはないか?

シェルドンが皆に脅迫して迫る中、騒ぎを聞きつけたペニーが出てきます。「いったい何事?」

ここでシェルドンの怒りはペニーに向って爆発。「この偽善者め!」とソードの切っ先をペニーに向けて語るには、

Sheldon: Little Miss “grown ups don’t play with toys”. If I were to go into that apartment right now, would I find Beanie Babies? Are you not an accumulator of Care Bears and My Little Ponies? And who is that Japanese feline I see frolicking on your shorts? Hello,Hello Kitty!
この「いい大人がおもちゃなんかで遊んで」様め。もしたった今この瞬間にアパートの部屋に入ってみたら、まさかまさかビーニーベイビーズが見つかったりしないよな?ケアベアーとかマイ・リトル・ポニーを集めてたりしてないだろうな?そしてショーツに跳ね回る日本のネコ科の動物はどちら様かな?ハロー、ハローキティ!

・・・すげぇなシェルドン。よくこんなの知っているな。ハローキティしかわからない。シェルドンもハローキティが日本のネコとは知っているのはいとおかし。

ということでハローキティ以外を調べたら、これまた驚き。次から次へと出てきました。

シェルドン、本当にこういうのなぜ、知ってるんだろう?前回のペニーの質問で「I Taut I Taw a Puddy Tat」には変な答えをしてたのに…

こんな謎追及するシェルドンをかわして、ペニーも昨日は言い過ぎたとレナードに謝り、こんなおもちゃもレナードの好きなものなのよね、とフォローされるも、それらを振り切っておもちゃを処分する!と言い切るレナード。

「すごいわね」とペニーに褒められて頬にキスされて舞い上がり、ペニーを夕食に誘おうとしたその瞬間、またまた今まで見たことのないイケメンのマイケルがやってきてペニーといちゃついて出かけるために着替えると言って部屋に入っていく二人。

呆然と二人を見つめる4人。ふと我に返ったレナードは、捨てるはずのおもちゃを抱えて、「タイムマシンは僕の番!」と言って部屋に戻ります。

他の3人もうれしそう。

妄想はシェルドンにも伝播して...

場面が変わると密林の中に光るタイムマシンに座るシェルドン。あたりを眺めながら時間設定を見ると「80万2701年4月28日」。

これは映画「タイムマシン」での「西暦80万2701年の世界」にタイムトラベルする設定をそのまま持ってきたようです。

では4月28日は?

実はこのエピソードが放映されたのは2008年4月28日。

つまりこの放送日から80万693年後の同じ日にタイムトラベルしたというオチになっているわけですね。

しかしそんなことが実際にあるはずはないよなと思ってみていると、案の定、「タイムマシン」にも登場するモーロックがやってきてシェルドンを食べようとして襲ってきます。

もちろん、これは夢。ふと気が付くと、タイムマシンで寝ぼけていたシェルドンは我に返って叫び声をあげます。

それに気が付いて出てきたレナード。リビングに奥には邪魔だから処分しようと言い、運搬サービスを呼んであると言って招き入れると、これが引っ越し屋さんの作業服を着たモーロックで、ご丁寧にも背中のロゴは「Starving Morlock」(飢えたモーロック)!

シェルドンは、食べるならレナードを!と叫ぶもモーロックはシェルドンに襲い掛かり…

と思ったらこれも夢で、自分のベッドから起きたシェルドンはレナード!と絶叫して劇終。

確認するまでもなく、タイムマシンは処分されたことでしょう。

ということで、タイトルの「オタク浄土の破壊」とまではいきませんでしたが、タイムマシンからは卒業できたようですね。

今回はもっと軽く行けるはずと思ったのですが、調べれば調べるほどネタだらけで、前回に匹敵する長さの投稿となりました。

今日も長いネタ記事、最後までお読みいただき、ありがとうございました。

本エピソードで他に見落としているネタがありましたら、コメントいただけると嬉しいです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?