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架空広告。

日本の最北端ギャラリー・北海道稚内市の道銀ギャラリーにて、今月より展示が開催となりました。
お声をかけていただき、かれこれ今回で3年目、この時期に稚内へ行くのが定番となってまいりました。
夏の終わりギリギリ「ウニ」シーズンに滑り込む形で、今年も至福のウニをゲットして来られましたが、今年はウニの価格が高かったですねぇ。。
ま、それはともかく。

今回の展示は、写真の日本代表・写真家の「矢吹尚也」さんとタッグを組んだ企画ものです。世界的な写真家の矢吹さんと制作を進められるということでテンション上がり&緊張感バリバリで臨みました。
…って、普段は飲み仲間させていただいてる間柄ではあるんですがw

まるでこれ用に矢吹さんに撮ってもらったかのようなプロフ写真w

今回の展示は、写真家・矢吹さんとデザイナーの僕という本職二人で、真面目に遊んでみた企画です。
公共団体や自治体のポスター、特に農業や漁業といった第一次産業の広告って、いかにも「…だよね。」ってものが多く、や、そうなるのはわかるんだろうけど、僕らの目線で見ると、ちょっと残念というか、、ぶっちゃけ申し訳ないんだけど惹かれないというか。。
ポスター作って広告って、結局は「如何に、見る人の目にとまるか」っていうのがまず最初のフックだと思うんです。なので今回はそこを第一に、っていうかそれのみ一点突破の「なんかわかんないけど、カッコよくて見ちゃう」みたいな広告を作ってみようと意気投合し、今回企画でやってみた次第です。

もう、写真がすでに強いので、デザイン自体は超シンプル。

「架空広告」というタイトルどおり、こんな広告は実在しません。が、あくまで「広告」なので「カッコいい」で終わらず、何か対象をPRするものでなければならない。
ということで、PRすべき団体も架空で作り上げ、あたかも実在するようなテイでポスターをまとめました。本物感を追求するって、今回の肝になります。
そう思い、農協・漁協・観光協会など各架空の団体のロゴマーク等も考案することにしました。前掲画像下部のマーク3つがそれになります。ロゴマーク作成も、僕の本職です。

こちらは架空農協のポスター。コピーも僕の方で考案しました。

圧倒的訴求力を持った矢吹さんの「写真」が、まず見る人の目を惹きつけるから、あとはそのまま見る人の意識を「広告」としてPRすべき各団体に着地させる、というのが今回の僕の役目。役割分担は明確でした。
や、そこって結構かなり大事なポイントだと思うんですよね。口出す船頭多いとどんどんぼやけて進まなくなる。特にえてして公共の団体とか自治体とかの広告や企画って、それで残念になるパターンが多いなと、これまで関わって見てきた経験則で思ったりするわけです。

ポスターのパネル展示。気になってもらえたら幸いです。

というわけで、こんな感じで展示やってます、というお知らせ記事でした。ま、さすがに最北稚内まで来てくださいとはご案内できないですが笑
もし万が一、お近くの方がいらっしゃるようでしたら、覗いて見ていただけると嬉しいです。

遊び心企画ではありますが、見たことない形を具現化することで、一石を投じるものになれればいいなと思います。


読んでいただき、ありがとうございました*

最後までお読みいただき、ありがとうございました!頑張って書き重ねていきますので、是非またお越しください。