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知らないと恥ずかしいポーカートーナメントにおける勘違い

こんにちは。
今回もまた、少しタブーな領域に踏み込んでいきたいと思います。

今回のテーマはポーカーのトーナメントにおける勘違いです。

日本はお金が賭けられないからなのか、リングゲームではなくトーナメントの方が盛んですよね。
僕は個人的にリングもトーナメントも両方嗜むので、どっちが好きとかどっちが上とか、そういうことを言うつもりは全くないのですが、トーナメントを中心にポーカーを考えてしまっている人たちは色々な勘違いをしているなーと日々感じています。

今回は、そんな多くの人がしてしまっている勘違いについて触れたいと思います。
最後までご覧いただければ、ポーカーに関するリテラシーが向上することをお約束します。

なお、今回のnoteに関しても個人で想うことを書き連ねているだけです。
国内ポーカーの価値観を変えたいとか、間違った知識の蔓延を防ぎたいとか、そんなことには一切興味がありません。

読んでいただいて、リテラシーが向上したなと感じる人が少しでもいて、僕らの普段の活動に賛同していただければ十分です。

大型大会優勝は強いという勘違い

1つ目の勘違いは大型大会優勝経験者はポーカーが強い人であるという考え方です。
強いという言葉がかなり抽象度の高い表現ではありますが、この言葉を使う多くの人は、大きなイベント系大会で優勝した人をプロ級に強いかのように思い込んでしまっているように思えます。

大型大会を優勝しているかの有無は、ポーカーの強さを測る上では全く関係がないということは、ある程度ポーカーに対するリテラシーが高い人であれば、当たり前の事実なのですが、そうでない人が大勢います。

今回読んでいただいている方の中にも「え?大型大会優勝している人は強いに決まっているじゃないか?」と思う方もいるかもしれません。
では、なぜこれが勘違いであると言えるのかを解説していきます。

ポーカーは殆どが運のゲームである

ポーカーにおける分散、すなわち運の要素は他の様々なゲームと比較してもかなり大きいです。

それを実感するために、次のグラフを見てみましょう。

下記のグラフは海外のポーカー分析サービスにあるシミュレーションツールで長期的な分散をグラフ化してくれます。
このグラフ自体は、ポーカーの基礎であるキャッシュゲームを元にしたものですが、実力があるとされているプレイヤーですら、10万ハンドこなしてもトータルの収支が+にならない場合もあります。

100ハンドあたり3BB獲得できるプレイヤー

逆に、実力のないプレイヤー(今回は100ハンドで平均3BB失うプレイヤー)でも10万ハンドこなしてトータルの収支が+になる場合もあるのです。

100ハンドあたり-3BBされる実力のプレイヤー

確率は収束していくため、これ以上に更にハンド数をこなしていけば、上のグラフの人であれば必ずいつかは収支がプラスになり、下のグラフの人は必ずいつか収支がマイナスになります。
逆に言えば、10万ハンド程度では実力通りの結果にはならないということです。

10万ハンドでも実力通りにならないのであれば、せいぜい数百ハンド程度しかこなせない1回のトーナメントでは、殆どは運の要素でしかありません。

トーナメントに関しても結局はチップを奪いあうゲームであるため、本質部分は同じです。
1回のトーナメントでこなせるハンド数は、どんなに長くても1000ハンド程度ですし、殆どのトーナメントは数百ハンドで終わるはずです。

大型大会優勝とは、1回のトーナメントでの結果でしかないので、数百ハンドのプレイの結果運がよかったというだけなのです。

このように、実際の数字をもとに考えれば、1回のトーナメントの結果など殆どが運の要素であることが理解できるはずです。

いや、そんなことはない!
ハンドリーディングができれば、1回のトーナメントでも勝てるはずだ!と思う人がいるかもしれません。

しかし、それは無理です。
ポーカーにおけるハンドリーディングとは、相手の持っているハンドをピンポイントに当てることではなく、相手のハンドレンジを予想し、どのアクションが一番期待値が高いかを考えるまでしかできません。

51%勝てる行動と49%勝てる行動を選べと迫られたとき、49%を選ぶ人はいませんよね。
ただし、もう片方も51%しかないため、1回きりの勝負の場合はふつうに負けます。
しかし、数万回勝負を繰り返せば、必ず51%側の方がトータルの勝数は多くなります。
勝率通りに近づいてくるからですね。

ポーカーとは、このように数万回の勝負をなるべく勝率の高い行動
(実際はわからないので期待値の高い行動を)繰り返すことで気が付いた時にはトータルで勝っていたとなることを目指すゲームです。
つまり、1回のトーナメントにおいては、殆ど影響がなく、運よく優勝の確率を引いただけでしかないのです。

大型大会が特別レベルが高いわけではない

大型大会や海外の大会優勝者はポーカーが強いはずだと思う人達は、おそらく大型大会や海外の大会はポーカーのトーナメントの中でも群を抜いてレベルが高いはずだと考えていると思います。

しかし、果たしてそれは本当にそうでしょうか?
冷静に考えてみましょう。

そもそも、ポーカーのトーナメントはお金さえ払えばだれでも出場ができるため、他のスポーツのような選ばれたプロしか出場できないものではありません。

例えばJOPTもですが、基本誰でも出場ができますよね。
海外の大会に関しても、基本的にはお金さえあれば誰でも出場ができてしまうイベントです。

実際に海外の配信などを見ていただくとわかるのですが、決してレベルがものすごく高いというわけではなく、殆どの人が何かしらのミスをしているのがわかります。

もちろん、出場者の中には、ヨーロッパでオンラインポーカーを中心に月に数千万円の利益を出しているような本物の猛者もいるのですが、大型大会や海外の大会は所詮はお祭りイベントなので、それ以上にポーカーがあまり上手ではないお金持ちも大量に出場しています。
比率でいえば、むしろレクリエーショナルプレイヤーの方が多いでしょう。

これは実際に大型大会と呼ばれるものや海外のトーナメントに出場したことがある方なら肌で実感していることだと思います。

ですが、現実では、大型大会や海外の大会はレベルが高いはずだから、優勝した人も強いに決まっていると考えてしまう方が多いです。
※むしろ、GGpokerなどのオンラインポーカーサイトで行われているデイリートーナメントの方が多面打ちをしているオンラインプロたちの巣窟なので多分そちらのほうがレベルが高い可能性があります。

あとは、参加人数の多さを理由に語る人もいますが、WSOPのBigforOneDropという1億円参加費のトーナメントは20人くらいしか出ていません。
では、それはすごくないのでしょうか?
こういう聞き方をすると、参加人数が多いからすごいと語る人は黙ってしまうでしょう。
※逆にフリーロールでも1万人近く参加するトーナメントありますからね。

ここまで読んでいただければ、ポーカーは1回のトーナメントにおいては殆どが運のゲームである点と、大型大会や海外の大会だからと言って特別レベルが高いわけではないという点から、大型大会優勝者だからと言ってポーカーが強いかどうかは関係ないということを理解できたと思います。

獲得賞金総額でプレイヤーの強さが決まるという勘違い

では次に、プレイヤーの強さは獲得賞金総額で決まるという考えが勘違いであることを解説します。

多くの人が、獲得賞金総額が高いプレイヤーは強いプレイヤーであると勘違いしています。
その証拠に、Youtubeやネットメディアにてポーカーが取り上げられる際に、日本最強世界トップクラスといったワードに当てはめる人を誰にするかを賞金総額で判断している方が大勢いますよね。

例えば、日本では年末年始に名人戦というイベントがありますが、この名人戦の本選に出場できる基準は、まさに獲得賞金総額です。
名人という名前がついていることからも、名人戦を主催する団体にとっては、賞金総額が高いことはプレイヤーとして強いことを表していると言いたいのだと思います。

また世界トップクラスのポーカープレイヤーを紹介するようなメディアに出てくるような人たちもこぞって賞金獲得ランキングで評価されています。

どこかのネット番組で日本最強の女性プレイヤーと称されて紹介されていたのですが、それも賞金総額TOP3の方たちの話でした。

しかし、冷静に考えてみてください。

獲得賞金総額はポーカートーナメントによって得た収支ではなく、あくまでも獲得した賞金を総額にしたものなので、獲得できなかった時の参加費は含まれていません。

名人戦の基準にも使われるヘンドンモブという有名なランキングがありますが、これもあくまでも獲得した賞金の総額ランキングでしかありません。
決して、ポーカートーナメントの収支ランキングではありません。

極端な話、ある程度ポーカーをやったことがある方なら、ポーカーのトーナメントで入賞する難易度はそんなに高くないことはご存じだと思います。
つまり、お金さえあれば、いろいろなトーナメントに参加し続けることができるため、それを永遠と繰り返すことで、獲得賞金総額はドンドン伸びていきます。

もちろん、参加するだけのお金が必要にはなるのですが、そのお金はポーカーで稼いだものである必要はありません。
つまり、ポーカーが強くなくても、お金さえあれば獲得賞金総額はドンドンあがっていきます。

例え、収支がマイナス100億でも、30億の賞金を獲得していれば、その人は30億の賞金を手に入れた人としてランキングに載ってしまうのです。
これは現在の日本人で成し遂げたら日本ランキング堂々の1位です。
大谷翔平がポーカーを覚えていろいろなトーナメントに出場し続けたら、そのうち日本人の獲得ランキングで1位になるでしょうね。
※もちろんビジネスや他のことで成功して大金を手に入れて、色々なトーナメントへ参加できる人はリスペクトするに値する存在ではあります。

果たして、これは強さを表す指標と言えるでしょうか?

以上が、獲得賞金総額でプレイヤーの強さが決まるという勘違いに対しての解説です。

トーナメントに関する勘違いはなぜ起きているのか?

ここまでで、トーナメントに関する2つの勘違いについて触れてきました。
では、なぜこのような勘違いが多発しているのでしょうか。

今回の記事では、最後にこれらの原因について触れていきたいと思います。

ポーカーは期待値の高い行動をとり続けて長期的な収支をプラスにしていくゲームということへの理解不足

まずトーナメントにおいての勘違いが起きる原因の1つとして、上記見出しのようなことがあげられると考えています。

これは、先ほど解説をしたポーカーにおける分散をどれだけ理解しているかということです。
ポーカーの座学をある程度やっている方にとっては周知の事実ですが、ポーカーは運の要素が想像以上に大きなゲームですので、短期的な結果や、特定のゲームで狙った結果を出すことは不可能です。

どんなに戦略を学び極めていても、最後は運の要素が占める割合が大きく、トーナメントでの優勝となると、結局はそれを乗り越えていく必要があります。

例えばですが、一番最強のスターティングハンドであるAAでもすべてのハンドレンジに対しては8割の勝率しかありません。
1回の勝負であれば、勝てる可能性は高いですが、毎回勝てる確率ではありません。
トーナメントでは、何度もこのような場面と遭遇しますが、優勝するためにはそれらが全て上手くいく必要があります。
※このあたりがなかなか理解できない方のために、後日さらに詳しい記事を執筆しようかなと考えています

囲碁や将棋、FPSや格闘ゲームなどのesportsでは、素人がプロに勝てる可能性は1%もないでしょう。
このような競技では、自分と実力差が離れた相手しかいない大会であれば、狙って優勝をすることが可能です。
これが、ポーカーとその他のゲームの大きな違いです。

したがって、ポーカーのプロは目の前の結果ではなく長期的な結果を求めてプレイをしています。
1ハンドごとの勝利ではなく、同じことを何百回、何千回、何万回と繰り返したときに収支がプラスになる選択肢を取り続けます。

ポーカーのプロはキャッシュゲームでは100ハンドあたりの獲得BB数を、トーナメントであれば、参加費に対して払い戻される賞金の投資対効果をどれだけ高めることができるかを目指しています。

今回多くの勘違いを生んでいるトーナメントに関して言えば、大小様々な数多くのトーナメントに参加した結果、優勝するときもあれば、ギリギリ入賞で終わることもあり、逆に数ハンドで飛んでしまうようなこともあることを様々繰り返した結果、10000試合くらいしたら収支がプラスだったことを目指すゲームなのです。

イメージとしては、3歩進んで2歩下がる(時には5歩下がってしまうこともあるが、どこかで6歩進んでカバーする)をひたすら繰り返して収支を積上げていくゲームなのです。

大型大会や海外の大会に関しても、優勝を狙うのではなく、数多くのトーナメントに参加していたら、たまたま優勝したトーナメントにタイトルがついていたとなるだけなのです。

極端な話、賞金を獲得したトーナメントはすべて名前のついていないデイリートーナメントで、名前のついているようなイベントトーナメントでは全く成績が振るわなかったとしても、収支がプラスであれば、そのプレイヤーは正しくアクションできていたということになります。

本来ポーカーが強い人とは、これらを成し遂げることができている人(もしくは将来的にそれを達成できるであろう人)を指すべきだと思うのですが、多くの人は分散を理解しておらず、大型大会優勝という超短期的な結果でのみ評価してしまっているように思えます。

これが1つ目の原因です。

ポーカーには世界大会は存在しないことへの理解不足

2つ目の原因として、多くの人が、ポーカーに世界大会など存在しないということに気が付いていないという点にふれていきたいと思います。
これは言い換えると、WSOPなどをポーカーの世界大会だと考えている人が大勢いるということです。

これは、先ほどの、賞金総額ランキングを崇拝する人たちの中には、賞金総額ランキングが収支ランキングでないことは知っているが、ポーカーの世界大会やヨーロッパ大会、アジア大会で優勝(もしくは上位入賞)の積み重ねなのだから、収支に関係なく強いでしょ?と思う人がいる原因にもなっていると思います。

では、WSOPが世界大会であるという考えが、なぜ間違いなのかを解説していきます。

例えば、サッカーのワールドカップをサッカーの世界大会ではないと考える人は殆どいないと思います。

サッカーのワールドカップは、その国でサッカーが最も上手い人たちを選抜して同じ地区のライバルと競い合い、その厳しい予選を勝ち抜いてやっと本選に出場できます。
地域差はあるものの、予選を勝ち抜いてきた世界の強豪たちで競いあって優勝できるチームは1チームだけです。
そのチームを世界一と称するのに異論がある人はいないでしょう。
※ワールドカップに関して言えば、これまでに優勝を経験した国はFIFAに加盟している208チーム中たったの8チームしかありません。

またサッカーは運の要素は0ではないものの、1試合1試合が殆ど実力で決まります。

では、ポーカーはどうでしょうか?
前述したように、ポーカーはお金さえあれば誰でも出場できる大会です。つまり、世界の強豪だけが出ている大会というわけではありません

また、その1つの大会にフォーカスしても前述したように運の要素が非常に大きいため、優勝した人がプロ級に強いというわけでもありません。
※テニスやゴルフのオープンと称される大会にも誰でも出場できますが、ポーカーと違って運の要素が限りなく少ないため、優勝できる人はプロのみです。

つまりポーカーの大会は、WSOPやWPTのようなワールドと称されたものであっても、サッカーのワールドカップ、NFLのスーパーボウル、格闘ゲームのEVOのような他のスポーツでいう、世界で一番強い人を決めるような大会では決してありません。

あくまでも個人的には、集客のためのマーケティング施策として概念付けされたものでしかないと考えています。
大型大会という概念は、WSOPやEPT(日本でいうJOPTなど)をはじめとしたトーナメント団体によってプロモーションされた概念でしかないということです。

したがって、WSOPやEPTは世界大会やヨーロッパ大会などではなく、トーナメントを開催した営利団体の集客施策によって世界大会のように錯覚するような演出が施されたただのポーカートーナメントでしかないのです。

長期的な収支プラスを目指す人にとっては、デイリートーナメントであろうとWSOPであろうと関係ありません。
同じようにプレイをするだけです。

しかし、世界大会という錯覚を錯覚だと気が付けない人であれば、海外のトーナメントに優勝することは価値があると思いこむでしょうし、それを成し遂げたことがある人を強いと錯覚してしまうことも無理ないでしょう。
そのような人たちにとって、海外トーナメント優勝者は、サッカーでいうワールドカップやプロの地域リーグでの優勝をしたことがある人くらいに思えてしまっているのですから。
(実際にはバカラで大金を手にした超ラッキーな人と大差はありません)

ポーカーをやっている人の中には、収支がマイナスでも大型大会や海外の大会で優勝できればいいという価値観を持った方が一定数います。
まさにこれは、WSOPやWPTをレベルの高い世界大会であると捉えてしまっているからだと考えています。

これに関しては、個人の価値観なので好きなようにすればいいと思いますし、そう思っている人に「なんでそういう風に思うんだ今すぐやめろ!」とか言ったりしません。

しかし、決してレベルの高い世界大会というわけでもないWSOPなどで収支マイナスでもいいから優勝して名誉を得たいというのは見事に団体のプロモーションに踊らされているなと感じてしまいます。

僕は、マネーマッチを前提とした対人ゲームであるということこそ、ポーカーの最大の特徴であると考えています。
つまり、どうやったらこのゲームで収支をプラスにすることができるのか?を考えるのが最大の醍醐味であると考えています。

正直、収支マイナスでもいいから優勝したいという価値観は、ポーカーの根本から否定するような価値観だなと思ってしまいます。
※もちろん、お金が余っていて、毎回のトーナメントではどこまでいけるかのドキドキハラハラのギャンブルとして楽しみたいという人であれば何でもいいと思います。

話が少しそれましたが、これまでに解説をしてきた勘違いが起きている理由として、WSOPなどをポーカーの世界大会だと思い込んでいる人が大勢いるからだという話をさせていただきました。

今回の目的は何?

ここまでで、トーナメントに関する勘違いについての解説をしてきました。
最後まで読んでいただいてトーナメントに関する勘違いについてはご理解いただけたと思いますが、今回僕がなぜこのような記事を書いているのかまでは分からなかったと思います。

前提として、冒頭や途中でも話したように、他の方の価値観や求めているものを一切強制する気はありません。
しかし、僕のnoteなので好きなように言わせてもらっています。

今回、僕がこの記事を書いた理由は、大型大会および海外のトーナメント優勝経験を権威としてポーカーのコーチングや講習会をする人が増えてきたことや、自身が国内大型大会の優勝経験があるからと言って、間違ったことを平気で発信する人が増えてきたなと感じたからです。
中には自信が大型大会優勝経験があるからと言って、実は収支はマイナス数千万なのに、間違ったことをさも自分が正しいかのように発信してプライドを保っている人も見かけます。

どうしても、大型大会や海外のトーナメント優勝経験のある人の発言はそれっぽく聞こえてしまいますよね。
しかし、今日記載したように、あくまでラッキーの結果でしかありません。

繰り返しになりますが、ポーカーを楽しみたいだけの人であれば、正直何でもいいのですが、うまくなって活躍したい(僕の活躍の定義は長期的な収支プラスだと思っています)という方は誰の発信を信じるべきかを見極めましょう。

では、どのような人の発言を信じればよいのか?
それは次のいずれかに該当する人だと考えています。

・長期的な収支を証明できる人(殆どがオンラインプレイヤー)
・GTOをベースとした戦略理解とエクスプロイトに関しての知識がある人

まず、長期的な収支が証明できる人は本当に強い人なので信じて大丈夫です。キャッシュゲームでいえば、30万ハンド以上で収支がプラスな方、トーナメントでいえば10000試合して収支がプラスな方でしょうか。

ただし、これはオンラインポーカーを日常的にプレイし、ハンドやトーナメントの記録を電子的に行っている方だけなので、そこまで多くはないかもしれません。
※キャッシュゲームでいえば、ある程度人数はいますが、トーナメントにおいては国内では僕は1人しか思いつきません

また、これは嘘もつけてしまうので、あくまでも1つの参考材料としてとらえておいてください。

次にGTOをベースとした戦略理解と、それを基準としたズレに対してのエクスプロイト知識がある方です。このような方はGTOやエクスプロイト以外にもポーカーに必須なあらゆる知識を持っています。

上記した収支記録は嘘もつけてしまいますし、そもそも記録していない(収支プラスだから気にしていない)と言った人も一定数います。
特にライブゲームのプレイヤーは証拠として残す手段がないので、見つけることも難しいです。

ですが、上記のようにGTOをベースとした戦略理解やエクスプロイトに詳しい方であれば、信頼に足ります。
例え、現時点では長期的な収支をあげていなくても、おそらくいつかはそこに達することが間違いないよねという方であれば信頼してよいと思います。

何より、ポーカーに対しての正しい座学のやり方を理解しているため、これから上達したい方にとってのメンターとしての役割を発揮してくれます。

また、そのような人が知識面で信頼しているまた別のAさん等でも、Aさんも信頼できるプレイヤーである可能性が高いです。

ぜひ、ポーカーが上達したい方は、このような人を探してみてください。


そんなメンターをお探しの方へ、我々が運営を行うパーソナルトレーニングジムをイメージしたポーカーのトレーニングサービスをおすすめします。

海外シーンでの活躍(収支プラス)を目指したい方を対象に、完全合法な範囲(GTOツールを使ったシミュレーション)でトレーニングさせていただきます。

昨今、リモートワークやワーケーションなどが当たり前になり、会社員の方でも1週間ほど海外でポーカーをプレイする機会は容易になってきました。
1週間だとこなせるハンド数は少ないので滞在費を含めた実際の収支がプラスになるかは運次第ですが、長期的にプラス(期待値は常にプラス)な状態を保ち、余剰資金でゲームをしにいくのはおすすめだと思っています。

気になる方はぜひ、ご連絡ください!

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