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バカラと同じじゃなかったの?|ついに見つけた国内大型の攻略法

久しぶりに記事を執筆します。
実は、先日行われたJOPT 2024 TOKYO #02のとある種目に@NSY_poker_metaが参加しました。
結果、見事9位入賞でプライズで260万円近くをゲットしました。

POKER GYMからは5万円ほどステーキングしていたので、40万円近くの利益になりました。

これ自体の発信はXを通じて行っていたので、応援してくれていた方もいたかと思います。

そこで疑問に思った方もいらっしゃるでしょう。

あれ?お前らそもそもJOPTは実質バカラと同じだとか言ってバカにしてなかったけ?っと・・・

確かに僕は過去に上記のような記事を執筆しています。
大前提として、この記事はレーキ、還元率という概念からJOPTを客観的に分析したものです。
なので、そもそも決して参加者をバカにしているものではないことはあらかじめご認識ください。(記事にも書きましたが、タイトル考えてくれた人はJOPT大好きな人です)

ただ、とは言ってもJOPTは還元率が悪くて実質バカラと同じだから出ないと言っていたのに、結局出てるのかよ!と思う人もいるかもしれません。

そんな方は落ち着いてください。
この記事を読めば、全く僕らの方針がブレていないことがわかります。

還元率(orレーキ)のおさらい

還元率(orレーキ)が高いとどうなるの?

本題に入る前に、還元率(orレーキ)の話をします
ギャンブルゲームは、そのギャンブルに参加したときに胴元側の手数料が徴収されます。

バカラやルーレットはこの時点で1/2の勝負であっても期待値が1を下回るため、長期的に絶対に負けることになっています。

ポーカーでは、この手数料をレーキと呼びます。
レーキは、キャッシュゲームの場合はポットから、トーナメントの場合は参加費から徴収されます。
ポーカーは他のカジノゲームと違って、プレイヤー同士のゲームのため、実力差によってレーキ以上の価値を期待することができます。

しかし、そんなポーカーでも運の要素が強いため、設定されたレーキが高くなりすぎると、それ以上に勝つことが難しくなります。
そして、JOPTなどのような日本の大型大会は、還元率が50%前後になってしまうものが多いため、この時点で長期的な勝利は見込めないことが確定してしまっています。
詳しくは、以下の記事にまとめてあるので、ぜひご覧ください。

これがまず大前提の還元率(orレーキ)の話だと思ってください。

なぜ、国内大会は還元率をよくできないのか?

国内大会における還元率の問題は大きくわけて2つ存在しています。

  • 法律面の問題

  • 大会開催コストの問題

まず法律面の問題です。
日本では、賭博が法律で禁止されている関係で、参加費を賞金プールへ還元することができません。
つまり、あくまでも国内大会のプライズはスポンサーからのものであり、一定固定であるということです。

この結果、参加人数が増えることで、参加費の合計に対してのプライズの割合が悪くなっていきます。
これが国内大会の還元率を悪くしてしまっている1つの要因です。

次に大会開催コストの問題です。

国内トーナメントはあくまでもスポンサーからの出資となっていますが、そこはうまいこと法務チェックをしたうえで、バーター的なシステムが発動しているとは思うので、参加費が巡り巡ってプライズに行きついているということはあると思います。
したがって、実際に、あまりにも参加人数が多かった場合に、トータルのプライズがスポンサーからの追加によって増えるケースがみられるようになってきました。
であれば、国内大会も海外と同じような還元率でできるような気もします。
しかし、ここで2つ目の大会開催コストの問題が出てきます。

今のところ日本にはカジノはないため、国内のポーカー大会は大きな会場をもとに開催されるケースがほとんどです。
そのため、運営サイドは会場費、物資の運送代、当日スタッフの人件費などあらゆる面でコストがかかります。
そして、何よりカジノではないため、海外に比べて売り上げを作り出すポイントが存在しません。

海外のトーナメントはカジノが主催になっているため、バカラやルーレットなどの期待値がマイナスなゲームが会場のすぐ横に置いてあります。
実際にカジノはポーカーではほとんど収益をあげることができないため、基本的に売り上げのほとんどはそのようなゲームによってもたらされます。
しかし、日本ではこれができないため、ポーカーで売り上げを作るしかありません。
したがって、どうしても還元率は悪くせざる負えないのです。

還元率はどうすればよくなる?

還元率をよくする方法はただ1つです。
それは、参加費の高いゲームを開催することです。
同じ還元率が90%でも、参加費が安ければ運営側の売り上げの絶対値が低くなってしまうので、開催が難しくなります。
しかし、参加費が高ければ、運営側の売り上げの絶対値が上がるため、開催も可能ですし、プレイヤーにとってよくなります。

実際にWSOPなどの高額トーナメントはそれだけでもある程度の売上になるため、レーキは低めに設定されています。

ここまでを大前提として、後半の解説に移ります。

還元率(orレーキ)の良いゲーム

platinumは還元率が良い

ここまでに、還元率の話をさせていただきました。
これらをもとに、今回目を付けたのが、大会期間中もっとも参加費が高いplatinumというイベントです。
このイベントは参加費が高いため、還元率が85%以上になるという事前の噂(過去の実績など)がありました。

還元率85%は、海外でもなくはない還元率です。
したがって、このトーナメントであれば、期待値をプラスにできる可能性があると考えました。

そして、platinumであれば、期待値をプラスにできる可能性を考え出場した結果、彼は見事に9位入賞で投資が成功しました。

でも、これは果たして本当に期待値が高い行動であったのか。
実は、ひそかに研究を進めていた結果、ある程度の信頼性がありました。

それをもとに還元率に関してをさらに深堀して考えていきます。

今回のplatinumの還元率でシミュレートした結果

実は、我々のチームでは、これまでの研究である一定の還元率であれば、期待値をプラスにできる可能性を見つけていました。
しかし、実際のプライズ傾斜がわからなかったため、半信半疑なところはありました。
今回のplatinumの参加人数やプライズ傾斜の結果が出たことで、それをもとによりリアルなシミュレートをすぐに行った結果、我々の仮説はどうやら正しく、投資判断も適正であったようだとわかりました。それらについてを解説していきます。

まず、今回のplatinumの詳細は以下のような形でした。

参加人数:345人
参加費:300,000円
トータルプライズ:90,840,667円(厳密なズレはご了承ください)
プライズ傾斜:19983915, 13155660, 9966915, 6844950, 4006800, 3505950, 3090411, 2654505, 2654505, 1878855, 1878855, 1535940, 1535940, 1268820, 1268820, 1168650, 1168650, 1068480, 1068480, 1068480, 951615, 951615, 951615, 901530, 901530, 901530, 901530, 901530, 901530, 901530, 901530

運営チーム調べ

還元率としては、大体87%です。
ここに仮説要素として、1回あたりのトーナメントにおける運と実力の要素を9:1とし、さらにそれを5000回繰り返したときに、どれくらいのプレイヤーが勝ち越しているのかをPytrhonのコードを用いて調べました。

その結果、以下のような収支グラフが出力されました。

還元率87%の場合の収支グラフ

この結果によると、5000回試行時点では、54人が勝ち越しているようです。
シミュレートの結果は毎回変わるので、大体50人前後と考えてもらえるといいかもしれません。つまり上位14%くらいが勝ち越せると考えるとかなり自然な印象を受けます。(1万回やるともう少し減ると思います)

そして、@NSY_poker_metaの実力を考慮すると、上位10%以内に位置している可能性はかなり高いため、今回の投資判断は間違っていなかっただろうと結論づけることができました。
※もちろん分散が激しいので、全額出資ではなく、10名近くの人にステーキングしていただいていますが・・・笑

このようなことからも、実力者であれば、余剰資金やステーキングによってplatinumに出場することは大いにありだと言えます。

還元率の損益分岐はどれくらいなのか?

今回の研究は、そのさらに先まで追求します。
それは、還元率は何%であれば、期待値をプラスにできるのか?という問いです。
それをもとに、先ほどのグラフを出力したコードの還元率とプライズ傾斜をいじって、80%、75%、70%の還元率でのシミュレート結果を見ていきます。

まずは80%のグラフです。

還元率80%の場合の収支グラフ

還元率が80%出会った場合、5000回到達時点で勝ち越しているのは10名~15名前後でした。
1万回まで行ったときにふるい落とされる可能性はありますが、還元率が80%であれば、勝ち越せる可能性は0ではなさそうです。

次に75%です。

還元率75%の場合の収支グラフ

75%の場合、かなり人数が絞られています。
ここがギリギリの損益分岐点になりそうです。
ちなみに、このグラフだと誰も勝ち越せていません。
別シミュレーションで1名だけ勝ち越せていたパターンもありましたが、グラフ自体も右肩下がりになっているので、かなり厳しいと思われます。

次に70%です。

還元率70%の場合の収支グラフ

70%まで来ると、どうやら5000回到達時点では勝ち越せるプレイヤーはいないようです。
したがって、これ以下の還元率のトーナメントになると、どんなに実力者であっても期待値をプラスにすることができないバカラと同じギャンブルゲームになるという可能性が高いと言えます。

国内大型攻略は最低でも還元率が75%以上(できれば80%以上)を狙う!

今回の結果、還元率のギリギリのラインは75%以上であることがわかりました。あくまでもシミュレートのため、実力値は345人バラバラですが、その幅は指定されていないなど、現実との乖離は当然あります。
実力と運の要素が1:9と仮定しているのもあくまで感覚値であり、例えばですが、1名のプロと344人の素人の大会では当然結果は違ってくるという可能性もあります。

したがって、本当のところどうなるのかは、引き続き研究を続けていく必要はありそうですが、一旦の目安として75%以上、できれば80%以上のトーナメントに実力をつけて出場して、期待値プラスを目指すことは、できるのではないか?と結論付けました。

ただし、トーナメントはあくまでも分散がものすごく激しいゲームですので、実際に期待値通りに収支が動くかはわかりません。
昨日、Nsyは見事に9位に入賞しましたが、もちろん序盤ですぐにバストしている可能性もありました。(序盤にQQでAKとのフリップに勝っているのですが、負けていたらそこで終わりでした)

したがって、あくまでもこれで生活費をまかなうと考えるのではなく、キャッシュゲームや他のお仕事で得た余剰資金を投資して楽しむものである前提は忘れないようにしましょう!

期待値をプラスにするためには?

今回は国内大型トーナメントにおける還元率についてをより深掘って調べてみました。
結果として、還元率が85%以上で固定されるplatinumのようなトーナメントには余剰資金orステーキングを駆使して参加することは大いにありだとわかりました。

しかし、ポーカーというゲームはいくら還元率が良くても、誰でも期待値をプラスにできるほど単純なゲームではありません。

長期的には強い人だけが期待値をプラスにすることができるゲームです。

そこで、我々が運営するPOKER GYMでは、トーナメントのおける攻略情報についての商品を開発しています。

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