見た目はうさぎ、話すと石

花屋の店主は、日陰の岩である。

作る花の造作は美しく、オーダーが止まない。

ただ、致命的に出来ないことが2つある。

ひとつは、掃除と整理整頓。

配達用の軽バンには花の屑、コンビニの食事のゴミ、レシート、溜まったペットボトル、
除光液と化粧水と土ぼこり。
忙殺と生活と不潔を凝縮させて
タイヤを付けて走っている。

店というともう…自粛したい。

もう1つは、キツい性格

自分自身を汚い環境に置ける
仕事まっしぐらの
毎日コンビニ食の女性は
気持ち穏やかではないようだ。


いつか、
お花で稼ぐひとの姿が
晴れやかでありますように

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