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そこらの秋

ひさびさのふうら散歩。(Twitterへの投稿を再録します)

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雨催いの朝のクロアゲハ。ノウゼンカズラの赤に映えて、花も蝶も鮮やかに引き立て合う。
白い露草に逢いにゆく道筋の僥倖。


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アレチヌスビトハギ、エノコログサの叢。キビも三本ほど突っ立っている。秋風が喜びそうな一画。

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もう一枚は、リュウキュウツキミソウ、ニラの群落。いろんな雑草が共生していて、ここにはキアゲハ、モンシロチョウ、ツマグロヒョウモンなどが行き交う。そこらの秋の息吹。


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白いツユクサ。四年前に「道々何千個のツユクサを眺め眺めても、白は無いものだなあと感心していたら、最後に一つ、その辺りにさらに二つ、三つ」とツイートしたのと同じ場所にも。それが道路向かいに飛んで大復活。

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久々に同行した〈ふうら〉もましろい感動の面持。



白いツユクサに感激したけれど、農薬による変異だと知ってがっかりしたと仰る方がいる。たしかにこの辺りで白花のオオイヌノフグリを初めて見たこともある。農薬によるものかもしれない。同様にクローバーの四つ葉、五つ葉などもそういう奇形葉の可能性もある。

ぼくは異形のものが好きだから気にはならない。むしろマイノリティにエールを送りたい。弱者やピアニッシモな存在にこそ目を向け、耳を傾けたい。



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