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泉井小太郎
2024年1月3日 19:36
大晦日に奥能登輪島山中の龍昌寺から餅が届いた。みんなでわいわい搗いただろう賑やかなエネルギーが詰まっている。それを雑煮にいただいて正月気分を味わった午後、能登半島を大地震が襲った。東日本大震災の一週間後に訪れた時、自然に合掌羅漢ばかり巡っていた。この日もまた掌を合わせるひとの前に多く佇んだ。それぞれの羅漢が、それぞれの思いで掌を合わせている。ここの石仏は祈られる側ではなく、祈る側に立ってい