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東京横浜春の花、旅と文化財鑑賞

3日間程東京に出かけた。目的は日本人の作り出した最高の絵画工芸美術の鑑賞と今盛りの花見である。
滞在ホテルは私が住んでいた当時とは比較出来ないほど発展している臨海の豊洲にある三井ガーデンパークプレミア36階である。

今回の旅、主目的の第一は、近年国宝に指定された赤阪迎賓館本館の見学だ。一日数回組まれた見学グループの一員として15名程度の参観者が説明員に引率され先ずは和風別館の参観から始まった。

和風別館 遊心亭内部
石庭
和風別館遊心邸の内庭

目を引いたのは過って私が自宅の庭に自作した枯山水の佇まいに大変似た石庭であった。石砂と背後の竹林とのかすかな動静の風情が気に入った。
来日した各国の賓客をもてなしするため、近年一般国民に公開された迎賓施設である。
明治42年に東宮御所として建設されたが、当の大正天皇が一度も住むことがなかったという。
然し日本建築史上、唯一のネオ・バロック様式による宮殿建築物です。

当時の日本の建築、美術、工芸界の総力を結集した建築物であり、明治期の本格的な近代洋風建築の到達点を示している。

国宝本館 花鳥の間

平成21年に行われた大規模改修工事の後には、日本の建築を代表するものの一つとして、主庭にある噴水とt供に国宝に指定された。

主庭の国宝噴水 Webから

その後何十年ぶりかで新宿御苑の花見を楽しんだ後、三井ガーデンパレス豊洲プレミアに向かった。

新宿御苑の桜 あまりにも多い来訪者のためウエブから無人の写真を拝借した.
この風景は朝食時のビューです。料理もおいしく、しばし外国旅行の気分でした
夜景の綺麗なホテルでした。36Fロービーから。サンフランシスコの夜景を思い出しました。
この部屋に泊まりました

二日目は皇居乾門通り桜の通り抜けです。東京に何年も住んでいたが皇居内に入るのは始めてでした。その前にパン好きの妻のため銀座木村屋へ行きました。お目当ては有名なアンパンです。


木村屋の桜アンパン

その足で皇居坂下門へ向かいました。
警官隊の警備車もたくさん駐車しており手荷物検査も厳重でした。
乾門外には東京国立近代美術館があり、所蔵品の重文を集めた特別展と美術館春祭りと銘打った展示会が行われており、当然ながら地方では見ることのできない作品群を堪能しました。

坂下門より入場し乾門へ出ました。通り抜けは3年ぶりでしたから大変な人出でした。乾門近くの東京国立近代美術館で重要文化財展をやっていました。安田画伯の黄瀬川陣、頼朝義経兄弟かいごうの絵屏風鑑賞の目的で入館しました。


日本史の自称研究者ですから何時か見たいと思っていた屏風絵。静岡県立がんセンターへ検査に通っていた日々、何回も見た現沼津市黄瀬川での兄弟かいごう絵図です。

3日目は横浜へ抜けました。横浜公園から赤レンガ倉庫、港の見える公園、外国人居留館・重要建造物洋館を見学して新横浜から静岡に帰りました。昨年出来たエアーキャビンにも乗りました


横浜公園のチューリップ 素晴しいの一言です


ヨコハマエアーキャビン
赤レンガ倉庫・中の店舗商品は私たちの年代には合わない感じでしたが建物の醸す風景は横浜一でした。


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