どういった馬主を登場させるか(3月第3話の解説)
野球であれば球団が、相撲であれば相撲協会が、アスリートにそのプレーに対するお金を払うことになる。ほとんどのスポーツでは、何かしらの団体が金主になっている。でも競馬はちがう。馬主という個人が雇い主になって、その結果に対してお金を払う。
だから競馬小説では、馬主も重要な登場人物になる。団体であればぼやかすこともできるけど、個人だと、そのキャラクターをしっかり書かなければならない。
この小説では、年に2,3頭しか持たない零細の馬主さんにした。その方が、主人公弥生の