大型バイクのデメリット
大型バイクは重い(?)
よくバイクレビューなどでも見かけるのですが、CB1300 は重い、取り回しに苦労するという話が出ています。
YouTubeでも同様のレビュー動画は多数ありますし、これを「大型バイクのデメリット」 として公言されている人も珍しくありません。
CBだけが悪く言われているのだとしたら、それはそれで面白くありませんが、
「大型バイクは重いぞ」
「取り回しに苦労するぞ」
「立ちゴケの可能性は大きい」
みたいなこと言うのって酷い言い方じゃありませんか?
これってみんな大型バイクが悪いわけじゃなくて乗る人の問題ですもんね。
それに、大型バイクが大変だって、その人はそう思うのかもしれないけど、大型バイクのオーナーの皆さんが全てそういう風に感じているわけでもありません。
もう少し考えて欲しいです。
そもそもデメリットってなに?
CB1300に限らず、重い車体になってしまうのはエンジンの排気量が大きいのなら必然的に重くなります。
排気量が大きいから動力伝達装置としてのクラッチやミッションだって大きなものを使います。
当然重くなります。
中型や小型バイクに比べてパワーがあるので、エンジンや走行中の負荷を支えるサスペンションやフレーム、タイヤやホイールだって大きくて頑丈なものになります。
ですからバイクの車体全てが重くなるのは避けて通れないことですよね。
こういうバイクが重いことってデメリットなんですか?
誰でも安全に楽しく走れるように設計され造られた結果であり、これがそのバイクの特徴や仕様なのではないですか?
言い換えると、立ちゴケの不安や取り回しが楽ではないとか、そういう事って全部乗り手側の問題なのです。
だとすると、さも大型バイクで立ちゴケの不安があるとか、重いバイクを押すとか取り廻しに苦労するのはバイクのせいだみたいに言うのっておかしなことだと思うんです。
乗る側の問題です
僕の身長は163cm、正直に暴露しますが短足です(苦笑)。
それなのに身の丈も考えずに CB1300 ST という重くてデカいバイクを買って楽しく乗っています。
車重は280kgちょっとあるようですが、これにパニアケース、トップケース、自前の工具類にその他の携行品を合わせると恐らく300kg以上はあると思います。
でも、立ちゴケの心配もせず、取り回しが大変とかいう不満もまったくありません。
むしろそれを楽しんでさえいます。(本当です)
僕が特別に上手であるとか凄いとかっていうことではないですよ、僕は本当に普通のどこにでもいるバイク乗りのオヤジです。
でもこうやって皆さんが「重い」 「大変だ」 というバイクに対して何の不満も感じていないことも事実なのです。
そもそも、バイクを語る時にメリットとかデメリットなどという概念は存在しません。
少なくとも僕の中ではそういう概念は皆無です。
もちろん、お金がかかるとか、ウェアを揃えるのが大変だとか、そういうデメリットと言えることはあるのかもしれませんが、それだって試金石のようなもので、そういう不利な条件を覚悟してでもバイクに乗りたいか?
と自問自答した時に ”Yes” だったら乗りたいバイクに乗るのだし、欲しいと思うバイクを買うわけです。
だからやっぱり、すべてにおいてバイクに乗る事のデメリットなんてあるはずないのです。
そういう不利な条件を覚悟できないという人はバイクには乗らない、ただそれだけのこと。
これから大型バイクを買おうと考えている若い人も中高年の人も、どうかバイクに乗るデメリットなんて言葉に踊らされて欲しくないです。
これから免許を取ろうとする人に対しての経験者の方々も、大型バイクは重いと教えることはあっても、それがデメリットだなんて教えないで欲しいです。
重くても乗る と思うのか、 重いのならやめとこ と思うのかは、免許を取る人やバイクを買うその人が決めることです。
はっきり言いますが、バイクにはデメリットなんていう概念はありません。