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リターンして学んだこと

32年ぶりにオートバイに乗るようになって3ヶ月と少々が経過しました。
たった3ヶ月という短い期間で色々なことを知りましたし学びました。
気付きもあります。

リターンしてから『なるほど・・・』と思ったことを挙げてみようと思います。
これからリターンしてみようかなと思う方の参考になれば嬉しいです。

プロテクターの存在とラインアップ

若い時は殆ど皮つなぎを着用していました。
現代の皮つなぎほどではないですが、要所要所にプロテクターらしきものが装備されていましたし、背中には脊髄パッドなるものもありましたので、
特別にプロテクターを買い揃えるということはしませんでした。

30年の間に安全意識が高くなったんですね。
今はあらゆるプロテクターが用意されていて、皮つなぎを着ていなくても
体を保護できるものが簡単に入手できるので助かります。
それに、皮つなぎも昔に比べると随分買いやすい値段になっているなぁと思いました。
・胸部
・背中(脊髄)
・肩
・肘パッド
・膝パッド
・下半身のインナープロテクターで腰や膝などまとめて保護
・上半身のインナープロテクターで上半身まとめて保護

僕はどのジャケットを着ても保護できるように、バラバラで肘も胸部と背中両方のプロテクターを揃えました。
プロテクター付きのジャケットもあるので、ツーリングの時には一通り保護できるようにして出かけています。
便利で安全な時代になったものです。

免許の種類

免許が四種類に分かれていたとは・・・いつの間に! っていう感じです。
20才の時に限定解除したので、今となってはどの排気量でも乗れるので気になるところではありませんが、教習所でも免許取得できるとあって、
これも便利になったなぁと思います。

ただ、余計なお世話なのでしょうけど、、、
簡単に免許が取得できてしまうせいか、昔に比べると軽い気持ちで大型バイクに乗る人も多いような気がします。
僕が限定解除した頃と言うのは、何が何でも大型バイクに乗ってやるぞと、鼻息の荒い人でもないと大型に乗れる人はいませんでしたし、
そもそも国内販売は750ccまでしかありませんでしたから、
現在のように大型免許を取っていきなり1000ccを越えるバイクに乗ってる人は殆ど見たこともなかったですね。
随分と底辺が広がったなぁと感心しています。

ツーリングは旅なのか?

おかしな疑問かもしれませんね(笑)
バイクに乗って旅行するんだから旅でしょ。
そう言われればその通りではあります。

若い時にツーリングをした思い出・・・
なんだか目的地への行き帰り、バイクで走っていた時のハプニングや
ちょっとしたアクシデントは思い出します。
でも、目的地がどこだったか、そこで何をしたたとかどんな宿だった、何が美味しかった、そんな普通の旅行で作るような思い出が作れていないなって、今になって思っています。
これって、旅ではなく宿泊を伴うツーリングであって旅をするという意識ではなかったということじゃないかと思ったりしています。

現在のバイク乗りの皆さん、紛れもなく旅をしていますよね。
例えば、
歴史遺産を見にいくとか
温泉を楽しみに旅をするとか
そこにしかないレジャー施設で遊びに行くとか
お目当てのグルメもしっかり食して
それぞれに目的となる旅行先があって、走る以外の楽しみを満喫してるみたいです。
バイク以外の目的を果たす旅をしています。

僕は今でも走る事が主体で、目的地がどんな場所なのかは、あまり重要視していないので、やっぱり昭和のバイク乗りなのでしょう。
古いオッサンだと痛感しております。

カーナビだと?!

タンクバッグにマップル入れて、道がわからなくなるとマップルで人間ルート検索してました(笑)
今は誰でもスマホをセットしてGoogle map だとかナビのアプリで走ってますね。
昭和のおじさんには抵抗感があって、どうも走行中にスマホが目の前にあると運転に集中できないのです。
なので頭の中で地図を覚えておいて、それを見ながら走るわけです。
正直、30年でここまで発達するとは思ってはいませんでしたね~。

ドラレコ

僕はバイクを買うことを決めてからというもの、日々ネットで中古車を探しておりました。
そこで気付いたのがこれです。
『えっ?ドライブレコーダー?バイク用のがあるんだ?』
知りませんでした。
これに関しては昭和も令和もありません。
万一事故を起こしてしまった時のため、バイクを納車して一番最初に買ったのはドライブレコーダーです。

『バイクはいいぞーーーー』
『ドラレコもいいぞーーーー』
と言いたいのは正直な気持ちです。
幸い、いまのところドラレコは単なる動画保存装置でしかありません。
質の悪い車も多いですから、もし嫌がらせとか煽り運転とかされた時には、これが最大の武器になりますね。
なにしろ前も後ろも同時撮影できますから、事故が起きても自分の正当性を主張できるというものです。
機械音痴の人だと少し大変かもしれませんが、取り付け方はそんなに難しくないです。
電気の配線をつなげるのに少し工具や工夫が必要なくらいで、特殊なことは特にないかと思います。
最悪、ショップでお願いすると1~2万円くらいの工賃で取り付けてくれるみたいです。

ETC

これも必須アイテムですね。
ETCの車載器付き中古車を購入したら、購入したお店かETCの取り扱い店で再セットアップをしてもらう必要があります。
僕の場合は2,500円でお釣りが来ましたので結構安価です。
車載器のないバイクを購入したら自分で車載器を購入して再セットアップをしてもら櫃用があると思いますが、お店によっては行ったらその場でやってくれるところもあるようなのでそう難しいものではないのだと思います。

バイク世代

あまり良い情報ではないかもしれませんが・・・
でも喜ばしい情報かもしれません。
僕はバイクで道の駅や高速道路のSAやPAに入る時、駐輪場に若いライダーが沢山いたら恥ずかしいなぁと、少しばかり抵抗感のようなものがありました。
若い人達の間に60過ぎたオッサンが入っていくわけですから、少々アウェイな感覚を覚悟しておりました。

で、道の駅、高速道路のSA、PAへ行きまして、
『ん?  ん?? 若い人がいない』
『たまたまどこかの老人クラブのツーリングでもやってるの?』
いえ、リターンして知りました。
今時は若い現役ライダーよりも中高年の方が圧倒的に多いみたいです。
ある道の駅では、本当に老人クラブみたいな団体さんとかも見かけましたし、
僕と同年代の 『若い時バイク乗ってました』 という人々の集まりとなっております。
なので、若い人に臆することなく、道の駅でもSAでもお越しくださいませ。

若い人に声をかけても良いですけど・・・

思いがけないところにとってもとっても重要な注意点がありました。
道の駅、高速道路のSA、PA、もし若いライダーを見かけたら、絶対に口にしてはいけないことがあります。
僕はたまたま若い人に接していないので失敗することはありませんでしたが、これもリターンして知りました。

『君のバイク 何シーシー?』
『大型バイクはいいぞー』


この二つだけはおやめくださいませ。
批判の対象になります。YouTuberのネタになります。
ナンシーおじさんも、排気量マウントもご法度なのです。
この言葉を口にしたら、白い目で見られることはあっても決して尊敬の念など持ってもらえることはありません。
言えば言うほど嫌われます。

わかりますよ、何の悪気もないのはよーーくわかります。
僕もこのことを知らなかったら言っていたかもしれない一言ですから。
でも学べたおかげで失敗しないですんでます。
どうか、これからリターンを考えている中高年の方々、失敗されませんように。

ホンダのバイクはホンダのお店で、ヤマハはヤマハのお店で

僕が現役の頃、ヤマハのお店でもホンダの新車を売ってもらうことはありました。
ホンダのお店でもカワサキのバイクを売ってくれていました。
お店の人と仲良くなると、いろんな情報を教えてもらえたりツーリングに誘ってくれたりするので、バイクを買い足す時や買い替えもそのお店で買いたいですよね。
今でもそれができるのだと思って、昔通っていたお店に遊びに行ったら、
そのお店はヤマハ系なのですが、
『ホンダのバイクはもうまわしてもらえないから売れない』
と言われました。
えーーーっ?! って感じです。
まぁ、今のところ新車を買う予定はないので良いのですが、昔で言うところの専売店制度だけになってしまったみたいです。
一部にはスズキもヤマハもやるよってお店まだ看板は出ていますけど、
併売できるお店は極端に少ないみたいですね。
これも時代の流れなんでしょうか・・・。

以上、僕がリターンして学んだことのご紹介でした。


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