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商業小説家を続けながら放送大学大学院を修了できた理由7か条 その3

 画像はデビュー作『霧こそ闇の』(メディアワークス文庫)です。発売から今日で12周年です。やったね。皆様のおかげで版を重ねています。
 その3は具体的で詳細な内容を目指しました。こちらです。

その3 研究計画書と放送大学大学院院試の情報を集めた

 その2で府立図書館を歩き回っていた頃の話です。まず院試関連のブログをざっと見て(放送大学大学院以外の院試でも参考になることがありました)、次にネットで研究計画書に関する本を探しました。以下の2点です。

☆『「なりたい自分」になるための研究計画書基礎講座』(ebook)畑中泰道

☆『大学院に合格する研究計画書の書き方』(ダイヤモンド社)工藤美知尋

 前者は電子版のみです。いずれもKindleで購入しました。他にも1点京都府立図書館で借りたのですが、タイトルを失念してしまいました。ただ、先行研究を見つけることの大切さはその本から伝わってきました。

 なりたい自分になる、というテーマについては簡単でした。私の場合「より良い小説を書き、より良い歴史コラムを書く」だったからです。昨日紹介した『南都あやかし帖 〜君よ知るや、ファールスの地〜』では、連作短編の間に中世の奈良(南都)について解説するコラムを書いたので、何かの機会にこういう文章も書きたいと思っていたのです。

 院試の情報については、放送大学の公式サイトで過去問を閲覧しました。英語は問題と解答をざっと読み、論述は実際に解いてみました。「歴史年代の区分について自分の研究テーマを関連させて書け」のような、オーソドックスな課題と自分の研究テーマを関連させるという傾向でした。「なりたい自分」も先行研究も重視して書くのだな、と思ったものです。
 英語に関しては、Twitterで英語のニュースサイトをフォローすることも役立ちました。習うより慣れろ、です。

 お役に立てましたら幸いです!

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