天野滋「歌は世につれ」(1976)

この曲は
NSP にとっても ファンにとっても
特別な曲

天野さんが この曲への思い入れが強すぎて
よく途中で歌えなくなってしまっていた…

最初にこの曲に出会ったのは
ソロアルバムの『あまのしげる』

「歌は世につれ」というのは
歌は時代と共にあるという
必ずしもネガティブな意味ではないようなのだけれど

私はその当時

時代がどんどん変わっていってしまって
自分たちの歌が取り残されてしまう…

というような感じでとらえていた

 ♪ 歌は世につれ~ 僕はおもう~
   燃えつきそうな若さに
   しがみつこうと
   いつでも… いつでも…

最近知ったのですが
この曲は ソロアルバムを作る際に
曲数が足りなくて急いで作った
だから 結構天野さんの本音が入ってしまったのだと

それで 歌っていて感極まってしまうのですね

動画は テレビ『僕らの時代』(2005年) から

放送時 NSP がテレビに出るなんて!
ってビックリした

帽子もお鬚も そんなに似合っているとは思わなかったし
ちょっと発言とかも らしくないなー
なんて思ったけれど

とにかく テレビで見れたことが嬉しかったし
すごいな~ がんばってるな~って思ってた

この数か月後に 天野さん
亡くなってしまうんですよね
癌で

だから 新曲も出したし 新譜も出したし
テレビにも出たし
とにかくできることは何でもやろうとしていたんだ

それも知らず

いや~ 無理しなくても
一年に一度くらいコンサートしてくれればいいのよ
別に新曲はいらないから…

なんて思ってた ごめんね

『僕らの時代』ではちゃんと最後まで歌えています

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