大人の自由研究
私が加入しているオンラインサロンで、自由研究の企画が立ち上がった。学生以来、どっぷり何かを調べたりまとめたりすることもなかったし、何となく気にはなっていることも、仕事を理由にほったらかし。せっかくの機会だから参加してみようと手を挙げた。
最初は別府の竹細工について調べるんだ!と決めていた。参加した竹細工のワークショップが楽しくて、もっと知りたくなったからだ。でも、何だか気分が乗っていかない。
その興味はホントに純粋なものなのか?と。
竹細工を学ぶことで仕事にも役立つし、サロン内で発信すれば地方の文化のひとつを知ってもらえるきっかけにもなるかもしれない。
竹細工は普段から愛用していてこれからも好きなものに間違いはない。でも、純粋な好きとちょっと違う。
私にはいつもどこか「誰かの役に立ちたい」という気持ちがある。
先日、職場の同期と話していて気づいたのは、私は仕事とプライベートを切り分けているということだった。
市役所で働いていてまちの中にいると、「市役所の小川さん」という肩書き付きの自分になってしまう。だからどこに行っても仕事モードだし、きちんとしなきゃと思ってしまう。勝手だけど。
このまちが好きなのに何だかくつろげなくて、休みの日は隣のまちへ出かけてしまっている自分。
好きだけど心から楽しめなくなっていることに気づいたのだ。
そう考えると、純粋に「私はこれが好き!」と言えることって何だっけ?
余計なことを考えずに夢中になれることとか、そんな時間が最近あったかなと。
いつも誰かの役に立たなくてはという思考になっていて、自分を置いてけぼりにしていたように思う。
こうして私の自由研究のテーマを「自分を大切にすること」に決めた。
まず、自分が今、純粋に好きと思えるものを2つほど挙げる。実践したり深く調べたりする。(今のところじゃがいも、ミニチュア模型。途中で変わってもOK。自分の純粋な楽しいとか好きをとにかく追いかける)
好きなことを研究期間中とにかく楽しむ。その時の自分の気持ちの変化を記録する。
物事を何か始めたり興味を持つことに対して、自分軸ではなく、いつも「何かの役に立つか」と考えているから、まずは純粋に楽しむ自分を見つけに行く。
そしてそれをサロン内で発表することで周りを気にすることなく曝け出す自分になる。自分の好きを知ることで、自分を大切にすることに繋がると仮定した。
そう考えると気持ちがすっきり。
約2カ月後、どんな自分になっているのかワクワクしてきた。
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