【詩】 ごはんとみそ汁、パンとみそ汁

四半世紀よりずっと前
朝のテーブルを七人が囲んだ
ごはんとみそ汁、海苔又はふりかけ付き
パンとみそ汁、マーガリン付き
早くからパンを好んだのは誰だったか
思い出は抱きしめようとして空を切る
時を経て三人になり
黒かった髪に白髪が交じって
朝の時間はばらばら
ごはんとみそ汁、海苔又は納豆付き
パンとみそ汁、マーマレード付き
時にフレンチトースト、みそ汁付き
当たり前だけど有限な
無限大に愛おしい時間


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