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推しと10分間オンライントークした話

新型コロナウイルスの影響で直接会えないからこそ増えているものの1つに、アイドルや有名人とのオンライントークなるものがあります。
先日初めて体験したので、その感想を書いておきたいと思います。

「オンライントークすることになったけど、どんな感じなの?」
「どういう準備したらいいの?」
という人の参考になればうれしいです。
結論から言うと、私は「オンライントーク最高‼‼」ってなりました(笑)


・BeAHEROプロジェクト

※オンライントーク本番について知りたい!という人は読み飛ばしてOKです。

私がオンライントークさせてもらったのは、俳優の水石亜飛夢くんです。
今回のオンライントークは、亜飛夢くんが立ち上げた「BeAHEROプロジェクト」というひとり親家庭支援のクラウドファンディングのリターンとして用意されていました。


プロジェクト初日にTwitterで知って、「これは応援せねば!」とリターンを見ていたところ、目に飛び込んできたのがこちら↓

20000円コース① オンライントーク
・水石亜飛夢と1対1のオンライントーク(10分ほど)

ん……?特定の芸能人にハマることなくここまできたから相場感とかよくわからんけど、これってめちゃくちゃすごいのでは……?
いやでも2万円は安くない出費だしな……
と言い聞かせてみるも、もうこのリターンを見た瞬間、
「え~、自分だったら何話そう~!」と妄想が止まらなくなってしまったわけなんですねw
これがまた楽しいのなんのw

しかも支援したらこれが妄想じゃなくて現実になるんだよ?
リターンが届くまで約3ヶ月、いつでも亜飛夢くんとお話しする妄想して楽しめちゃうよ?
初日の午前中ですでに残り4枠だし……
(最初は28人くらい設定されていたと思うんだけど、最終的に51人にまで増えました。)

そもそもこのお金は確実に誰かの役に立つことに使ってもらった上で、
あくまでそのお礼の気持ちとして、さらに亜飛夢くんと10分間も1対1でお話しできるって……
いや普通に考えてこんなチャンス二度とないでしょ!
2万円以上の価値ありすぎる!
支援するしかない!

というような思考回路で、15分程悩んだ結果、一切の躊躇なく「支援する」をクリックしてました(笑)
数時間後に見たら当然完売していたので、このとき決断して本当によかった……


・最初の衝撃

※プロローグまだ続きますw読み飛ばしてOKです。

支援してみてまず衝撃を受けたのが、亜飛夢くんが支援者1人1人に本人からお礼コメントをしていたことです。
文章の雰囲気からして、いつもSNSを更新している人と同一人物であろうことは間違いないと思います。
(今回オンライントークしてみて、改めて本人だと確信してますw)

しかも「頑張ってください!」というデフォルトの応援メッセージに対しても、1つ1つバリエーションを変えた返信をされているのですよ……
私も100文字ほどのお礼コメントをいただきました。
いやこれだけでも3,000円寄付の価値あるのでは??

そしてまた「あなたも誰かのヒーローに」というコンセプトが素晴らしいんですよね。
キラメイジャーとして1年間ヒーローをやりきったばかりの亜飛夢くんだからこそ、旗振り役としてふさわしいし、開始2日で目標金額300万円を達成するくらい、注目を集めるプロジェクトになったんだと思う。
役の中だけじゃなく、水石亜飛夢としてもヒーローでありたい。
そんな思いを聞いたら、めちゃくちゃ応援したくなりますよね……
私以外にもそんな人が多かったんじゃないでしょうか。

そして、亜飛夢くん本人も根本的な解決策ではないことをわかった上でプロジェクトを立ち上げていますが、私は広報的な観点からみたらすごく意義深いものだったなと感じています。
このプロジェクトがあったからこそ、これだけたくさんの人が「ひとり親家庭の貧困」という問題に思いを馳せ、寄付をするという具体的に助けになる行動にまで移すことができた。
しかも支援者は、「自分も誰かのヒーローになれるんだ」というすごくポジティブな気持ちになれるんです。
寄付まではいかなくとも、ネットニュース等で取り上げられることで
「こういう問題があるんだ」と広く認知されることにつながったんじゃないかな~。
ほんとにいいプロジェクトだったと思いますよ、うん。


・当日までのスケジュール

話がだいぶ脱線しましたが、当日までのスケジュールはこんな感じです↓

4/5  BeAHEROプロジェクト クラファンスタート
5/27 1千万円近く集めてクラファン終了。すご……
6/19 事務局からオンライントーク第1弾実施の案内メールが届く。
   第1弾は10人だったんだけど、見落としていたためすぐ定員に……
6/27 第2弾実施の案内メール。今回は申し込めた!第二希望まで書くスタイル。
途中1時間の休憩を2回はさみつつ、13~21時までで20人と話すというスケジュールのよう。
ひええ。お疲れ様です……
20分ごとに1枠設けられてたので、10分トーク、10分インターバルなんだね。
7/1 事務局より枠確定のメール。2枠目だ~!ありがたし。
7/3 待望のオンライントーク当日!
  当日朝にリンク先が送られてくる。ここでGoogle Meet使用と判明。
  ITスキルによっては、当日朝にツール判明だと辛いかもしれませんね……
  Googleのアカウントない人は取得するところからやらないとだしね。


・準備したこと

正直、当日は朝からオンライントークのことしか考えられない状態にw
他のことは何も手につかないので、腹を決めて10分のために全力で準備!
たのし~♪
やったことはこんな感じです↓

①話したいことを書き出す(前夜までに)
この3ヶ月ことあるごとにイメトレしてましたからね。
すごいスラスラ書ける。てか10分に収まるのかこれ……

②ムック本など手元資料を読み込み、質問を考える(前夜までに)
公的な場ではちょっと話せないけど、ここだけの話だったら教えてくれるかも?
という匙加減の、キラメイキャストとの裏話が聞けそうな質問を考えてみました。

③映りが少しでもよくなる裏技を研究・実践
せっかく推しと話せるなら、少しでもきれいに見せたいですよねw
「Google meet 補正」等のワードで検索して対策。
snap cameraというアプリを使って、うっすらメイクしてる風のフィルターをかけてみることに。
(いくつか試して、最終的にMake up Coolというフィルターを使ってみました。)
これ、あるのとないのとじゃ全然違いますよ……!
肌色がだいぶ明るくなります。

④推しが喜んでくれそうな壁紙を探す
「スーパーせんたいフレンズ」というサイトでカラット本部と魔進の操縦席の背景が配布されていたので、ありがたく使わせていただく。

⑤接続テスト
snap cameraを使って問題なく接続できるか、割と入念にテスト。
ちょいちょいカメラが起動しなくなったりするので、再起動かけたりしつつ、何回かやってみました。

⑥いつもより気合を入れて化粧&ヘアセット
まあ大していつもと変わらないんですが……気持ちが大事だよね!
崩れないようオンライントークの1時間程前にやる。
ほんとは美容院とか眉毛カットとかも行きたかったな……
あと服とかもっと本気で選びたかったわ……

⑦15分前にはパソコン前で待機
オンライントークは昼過ぎからでしたが、とてもごはんを食べるような気分になれない!
化粧崩れるしな!
いつもは1分前くらいにウェブ会議にログインする私も、
さすがに今日は15分前行動です。ドキドキMax!


・当日話したこと

8分前くらいにログインし、PC前で待機。
指定の時間より若干早めに入室させてもらえました。

「‼‼‼‼……ほ、ほ、ほんとに本人いるーーー‼」
いなかったら逆に問題なわけだけど、待機画面からパッと切り替わってご本人の映像が映し出された瞬間の衝撃ときたら……
表示名がスタッフさんの名前っぽかったから、ちょっと心の準備できてなかったよ!
(スタッフさんも同じルームにログインしてるし、その場にもスタッフさんがいるみたいでした。)
近!!!手振ってる!待って!顔がよすぎる!待って‼

いや顔がいいのはわかってたことなんだけど、なんだろう……
オンライントークだと現実の存在としてそこにいる感がすごくて……
サイズ的にはテレビに映ってるのと同じくらいかそれ以下なのに、「カッコいい‼」の体感度合いが数倍に跳ね上がっている。なぜだ!?

たぶんテレビやDVDを見ているときは、知らず知らずのうちに違う次元のできごととして一線を引いて観ているのに対し、オンライントークだと現実と地続きの存在として認識されるからだろう。
芸能人を実際に見るとテレビより数段かっこよく・美しく感じるという現象は、オンラインでも発生することが判明しました。

それはさておき……
こんなカッコいい人とこんな距離感で面と向かって話したことないんですがどうしたらいいの!
と、内心大パニックだったにもかかわらず、
一方でしれっと何事もないかのように話し始める自分もいて……
なんか見たことない自分を発見してしまって、自分で自分が怖いw

亜飛夢くんは第一声で
「あ、今カラットにいらっしゃるんですか?社員さんだったんですね」
と、壁紙に反応してくれました~。準備した甲斐があった~😊

どんな感じでしゃべったらいいのかわからなかったので、とりあえず呼び方と、敬語がいいのかタメ口でもいいのかどうか確認させていただく。
タメ口OKと聞いて、とっさに
「高校の同級生的な距離感で話せたらうれしい」
と、なんか妙にピンポイントな設定かつ図々しいリクエストをしてしまった……

「急に何言ってんだコイツw」と内心思ったかもわかりませんが、そんな素振りは微塵もなく、
「え、それは僕もそういう感じがいいの?(笑)」
と自ら提案(?)まで……か、神か。
というわけで、亜飛夢くんと高校の同級生かのような気分で話せるという、元より夢のような時間がさらにドリーム感マシマシな時間に……!

「フゥー!年上のおねえさん相手にできるかな~」
とおどけつつも、徐々に同級生っぽい感じに寄せてくれる亜飛夢くん。
やさしすぎます。さすが世界の押切時雨。役者さんほんとすごい……
自分から振ったくせに、こっちはなかなか敬語が抜けなくて申し訳なかったです……

さて、テンションが定まったところで、事前メモに沿って本題へ……
私はキラメイジャーから入ったので、まずはあふれるキラメイ愛と、こんなすばらしい世界に出会わせてくれたことへの感謝を伝える。

そして、子どもから「絶対時雨に見せてよ!」と託された写真
(幼稚園で空き箱等を使って自作した万力を、頭にはめて変顔してる写真です)
を青のお兄さんに見てもらいます!
「(万力作ってくるとか)大丈夫か?(笑)」と心配しつつも、
「あんな姿を好きになってくれるんだなぁ……」としみじみしてくれたり、
「万力は作れる★」ってめっちゃかわいく言ってくれたり……
息子、グッジョブ‼(笑)

「FLTにもこの写真送ったんだ~」
と、そこから話題はFLTや、キレッキレすぎるしぐたんのキラメイダンスに。
EDのは、もともと「クールにさらりと」っていうつもりで踊ってたというのにはびっくりだよw
え?さらりと……?

FLTでは他のメンバーのダンスも見たいのに、時雨の圧が強すぎて時雨にしか目がいかなかったw
でもあのダンスを生で見れてほんっとに感動した!
的な話をしたところ、亜飛夢くんから「時雨しか勝たん!」いただきました。
かわい~。

この時点ですでに5~6分経っていたので、このへんで質問タイムへ。
どちらもヒーローブックのコンビ対談で話していた内容の深掘りです。

質問①亜飛夢くんが瑠生くんのメンタルケアをしていたらしいけど、どんな感じだったの?
→瑠生くんの気にしいな一面や、己に課すハードルが高いというストイックな一面が感じられるお話をしてもらえました。
改めて、イケてる2人の絆を感じた……

②浩平くん加入時に「見張ってくれる人がいないと延々と下ネタを言ってます」と言っているのを聞いて「あ、いけそうだな」と思ったそうだけど、男子メンバーでそういう話してたの?
→これは、打ち解けたらそういう話もしてくれる、心を開いてくれる奴なんだと感じたという
だけで、決して下ネタ好きとかそういうことではない!
ということでした(笑)……が!

「ほんとはそういう話もしてたんじゃないの~?」
と追求してみたところ、明らかに動揺が見られ、
「僕達ヒーローだよ!?
 1年間地球の平和守テタヨ。ヒーロー、下ネタ言ワナイよ!」
と、なぜかどんどんカタコトの外国人みたいに……(笑)
この一連の流れはおもしろすぎましたね。
観客1人でもこんな全力で楽しませにきてくれるなんて……
Gロッソとか舞台上の彼を見ていても感じたことですが、亜飛夢くんのサービス精神は半端なかった……

そろそろラスト1分。
自分もクラファンに初挑戦したばかりだったので共感するところがあるよ~、とか、
先述したような今回のクラウドファンディングのコンセプトのすばらしさ、
今後も応援してます的なことを伝えて終了。
時間になったからと言ってぶつ切りされることもなく、
(というか亜飛夢くんからは切らないやさしさ……)
満足感や余韻を残して終えることができました。

・結論

推しとのオンライントーク……最高でした。
ほんと夢のような時間でしたわ……
寝る前に思い返しては、目がギンギンのスポンジボブみたいになって深夜1時くらいまで眠れなくなる……
という副作用が5日間ほど続きましたが、それ含めて最高でした(笑)

オンライントークは、「話せること」はもちろんだけど、何気ない推しの仕草を間近で見られることも最高だと思います!
ちなみに私がぐっときた亜飛夢くんの仕草は……

①たまにまばたきをいっぱいする
「ぱちぱちぱち」って感じでまばたきしてるのがかわいかった!
さすがにまばたきは舞台上だと見えないしね(笑)

②唇に手を当てる
何回か唇に手を当てるという仕草をしていたんだけど、手が思ったより大きい!不意に男らしい一面を発見してきゅんとしてました(笑)

文字通りファンは推しの一挙手一投足を見逃すまいという姿勢で臨んでるわけだから、やる方は一瞬たりとも気が抜けずに大変だよね……
けどオンライントークで感動体験があったら、「ずっと応援する!」ってなると思います。
私はなった!(笑)

オンライントークはファンのエンゲージメントを爆上げするツールとしてはめちゃくちゃ効果あると思うので、そういう意味ではやる側にとってもメリットがあると言えそうです。
ファンとしては、本当にやってもらえて感謝です!

・補足―オンライントークの相場感―

終わってから調べてみたんだけど、2万円で10分話せるというのはなかなか破格の条件でしたね……
何かの購入特典として設定されていたり、購入特典として抽選券が封入されていたり(=お金を積めば確実にできるというものでもない)というパターンが多いみたい。
それも1~2分くらいが多いのかな?
インターバル0秒で次のファンへ(前の人へのお別れとかが聞こえるらしい)、
時間が来たらスタッフによりブツ切り、という声もあったので、
インターバル10分取って、ブツ切りもしないというのは、ものすごくファン思いの誠実な対応だったのだな……

中には30秒というものもあったけど、それだと
「キャー――!」ってなってあいさつして終わりやん……
個人的に、2分以上はないとまともな会話にはならないような気がします。

某韓流アイドルとのヨントン(韓国語でオンライントークをこう呼ぶらしいです)だと、
6,000円→1分を下限として、3,000円払うごとに1分増え、最大18,000円→5分
……なんていうのもありました。
しかも多く払っている人から話せるという、めっちゃ資本主義的な順番決めらしいw

それを考えるとなかなかこういう機会もないと思いますが、
またオンライントークできるならやってみたいな~。
亜飛夢くん、素敵な時間を本当にありがとう!

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