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【音楽レビュー】The Music/The Music

 The Musicは確か「The People」のEPを中学生か高校生の時に購入した。その時はThe Peopleしか知らずその先のことを知らなかったが、わずか3枚のアルバムをリリースした後2011年に解散したとのことだった。2010年頃、大学のサークルでThe Musicが好きだという先輩がいたのでコピーをすることになった。その時に2nd、3ndも聴くことになった。2ndは「Welcome To The North」「Freedom Fighters」といった王道のロックチューン、3ndは逆に「The Spike」のようなダンスチューンが並ぶ。どちらも完成度の高いアルバムだが、それぞれを改めて聴き直した後に1st「The Music」を聴くと完成度の高さに驚かされる。

 ボーカルは確か、Led Zeppelinの後継者だと騒がれていたのではなかっただろうか。確かにハイトーンが似ている。「Take the Long Road and Walk It」「The People」のロックチューンが代表曲だが、「Dance」「Getaway」といった2曲のグルーブも美しい。「The Truth Is No Words」では最初のリフとサビのハイトーンでやられてしまう。いずれもギターはデジタルは歪みの中にモジューレションが多用されている。その中にブリブリのベースとドラムというエレクトロサウンドだ。

 ちなみにこの記事を書いている時に知ったことだが、彼らは2020年秋に再結成をしたらしい。たしかデビューが20歳そこそこだったはずだから、まだ40代前半ぐらいで若いのではないだろうか?新しい曲にも期待していきたい。


Gataway

The Truth Is No Words


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