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【音楽レビュー】UFO/Force It

大学生活はバンドサークルに没頭していたが、バイトと授業の合間を縫って練習していたギターについてはなかなか上手くならなかった。肩身は迫ったのだが、人柄を買ってくれた人たちは多かった。有難い限りだ。

当時付き合っていた彼女と大学3年生の時に別れ、僕はこの先どうしていけばいいのだろうと思っていた。感性が一番強かった時期だったと思う。結果としてその時期は一音入魂の哀愁のギターにこだわりを持つようになっていた。
そこでサークルを引退する前に集大成として考えたのがUFOだった。Michael Schenker Groupの充実しているメロディもよかったのだけど、若いころのMichaelの鬼気迫る演奏には胸を打たれた。これを最後に演奏しよう。

戦友たちはそれぞれ集大成とするライブをやっていく。僕も負けないようにしないと。そして自分が満足して格好よく終わりたい、ただそれだけのためにがむしゃらにやっていた。あそこまでがむしゃらに何かに取り組んだことは初めてだった。

だからだろうか。

とても達成感があったし、周りもこれまでにないくらいの評価をしてくれた。当たり前のことなのかもしれないが、人生でやり切ることの大切さをそこから学んだ。


■Let It Roll


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