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【小林古径】 木版画 「紅梅」 1988年 査定 買取 致します。


作家名:
小林 古径

作品:
紅梅

作品分類:
木版
37.5×44.5(額窓)cm
昭和63(1988)年


◎小林古径の芸術

「小林古径」(Kobayashi Kokei)は、日本の洋画家です。彼は1883年に生まれ、1957年に亡くなりました。小林古径は、西洋の技法と日本の伝統的な美術スタイルを融合させた作品で知られています。彼は、特に女性の肖像画や日本の風景を描いた作品で評価されています。

古径は日本画を学び始めた後、西洋画に転向しました。彼のスタイルは、洗練された色彩と繊細な筆使いに特徴があり、日本の美術界で高く評価されていました。また、彼は日本芸術院の会員でもあり、日本の美術教育にも大きな影響を与えました。

彼の代表作には、女性像を描いた「着物を着た女性」シリーズや、自然を題材にした風景画があります。これらの作品は、日本の伝統的な美術の要素と西洋の技法が融合した独特のスタイルを示しています。小林古径は、日本画と西洋画の境界を越えた画家として、日本美術史において重要な位置を占めています。


◎小林古径の風景画

小林古径の風景画は、彼の独特の芸術スタイルによって特徴づけられています。以下はその主な特徴です:

  1. 日本画と西洋画の融合:古径は日本画の伝統的な技法と西洋の画法を組み合わせていました。彼の風景画には、日本の自然美を表現するための伝統的な感覚と、西洋画特有の色彩の使用や構図の感覚が融合されています。

  2. 繊細な筆使い:彼の作品は、繊細かつ精密な筆使いで知られています。風景の細部まで丁寧に描写され、自然の質感や光の変化を巧みに表現しています。

  3. 落ち着いた色彩:古径の風景画は、しばしば落ち着いた色調で描かれています。彼は鮮やかな色よりも、自然な色合いを用いて風景の穏やかさや和やかな雰囲気を表現していました。

  4. 日本の自然と文化の描写:古径の風景画には、日本の自然景観や季節の変化、時には古い建物や田園風景など、日本の伝統的な文化がよく表れています。これらの要素は、彼の作品に深い日本的な情緒を与えています。

  5. 静寂と平和の感覚:彼の作品は、しばしば静寂と平和の感覚を視覚的に伝えます。細部への注意と全体の構成によって、観る者はその風景の一部であるかのような感覚を受けます。

これらの特徴は、小林古径が日本画と西洋画の境界を越えた画家として、独自の芸術世界を築き上げたことを示しています。彼の風景画は、日本の自然と文化の美しさを巧みに捉え、時代を超えて多くの人々に感動を与え続けています。


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