見出し画像

【尾形月耕】 日本画 / 絹本・彩色「享保風俗」査定 鑑定 買取 致します


尾形 月耕
享保風俗
1919年、絹本・彩色
129.5×41.1cm


◎ 尾形月耕の芸術

尾形月耕(おがた げっこう、1859年 - 1920年)は、明治から大正期にかけて活躍した日本の浮世絵師であり画家です。彼は主に木版画や日本画で知られ、その作品は国内外で高く評価されています。尾形月耕は名鏡齋季邑として生まれ、後に尾形月耕という名前で知られるようになりました。独学で芸術を学び、最初は菊池容斎の影響を受けていましたが、次第に自分のスタイルを確立しました。特に、北斎から影響を受けて制作した「富士山百景」の一連の版画が有名です。

尾形月耕は、日本画だけでなく新聞の挿絵や小説の挿絵も手掛け、1887年には水野年方とともに新聞挿絵の分野で大きな人気を得ました。彼の代表作には『月耕随筆』や『源氏五十四帖』、『明治美人風俗礼式』などがあります。また、日清戦争の様子を描いた錦絵も多く制作し、当時の人々に戦争の状況を伝える役割を果たしました​。

尾形月耕は国内外の展覧会にも積極的に参加し、多くの賞を受賞しています。例えば、1893年のシカゴ・コロンブス万国博覧会や1900年のパリ万国博覧会などで受賞歴があり、1904年のセントルイス万国博覧会でも作品を出品しています。

彼の代表的な作品には、1896年制作の木版画「龍昇天」があります。この作品は、龍が富士山を背景に天に昇る様子を描いており、力強い構図と詳細な描写が特徴です。また、内国勧業博覧会で展示され高く評価された「元禄美人図」や、様々な花と美人を組み合わせた連作「花美人名所合」も有名です​。

尾形月耕の作品は、その精緻な描写と豊かな表現力で今なお多くの人々に愛されており、国内外の美術館で展示されています。彼の作品は日本の美術史において重要な位置を占めています。尾形月耕の芸術は、戦争の様子や美人画など多岐にわたり、その作品は当時の社会や文化を映し出す貴重な記録でもあります。彼はその創造性と技術で、日本の美術界に大きな影響を与え続けています。


➡️井浦歳和・絵画、美術品取引の専門家

尾形月耕
の作品を買取、査定致します。
是非 ご連絡下さい。

美術商として、毎月1000点以上の作品の取引に直接関わらせていただいております。

絵画、美術品取引の専門家として、皆様のお役に立てたら幸いです。

その他の絵画、美術品の事でもなんでもお気軽にご相談ください。


➡️お問い合わせ・ご連絡先

井浦携帯直通 090-2494-0390

メール roid1@me.com

井浦個人LINE あなたのアートのコンシェルジュとしてお気軽にご登録ください。

https://line.me/ti/p/JYGd9rTEUw

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?