【岩橋英遠】 日本画 / 紙本・彩色 「菊」 査定 買取 致します。
作家名: 岩橋 英遠
作品名: 菊
作品分類: 日本画
作品詳細: 紙本・彩色 10号
◎岩橋英遠の芸術
岩橋英遠（1903年1月12日 - 1999年7月12日）は、20世紀を代表する日本画家であり、文化勲章受章者、日本芸術院会員です。北海道空知郡江部乙村（現在の滝川市）に生まれ、独学で絵を描き始め、21歳で上京しました。彼の画業は、日本の伝統と革新を融合させた作品群によって、多大な評価を受けています。
岩橋は、1932年に青龍社に出品し、1934年に新日本画研究会結成に参加、1936年には第1回帝展で初入選しました。その後、1949年の第34回院展で奨励賞・白寿賞を受賞し、1950年と1951年には連続して大観賞を受賞するなど、数多くの賞を受賞しました。1953年には日本美術院同人に推挙され、その後も東京芸術大学で教鞭をとり、1967年には法隆寺金堂壁画模写に参加するなど、画壇で活躍し続けました。彼の功績は、1972年に日本芸術院賞を受賞し、1981年には日本芸術院会員となることで認められました。1989年には文化功労者となり、1994年には文化勲章を受章しました。
彼の作品は、北海道の自然や風土をテーマにしたものが多く、特に「道産子追憶之巻」などの作品は、北海道とその文化への深い愛情と敬意を表しています。また、その作品は北海道立近代美術館や東京国立近代美術館に収蔵されるなど、重要な文化財として認識されています。
岩橋英遠の作品は、滝川市美術自然史館をはじめ、多くの美術館で常設展示されています。彼の芸術は、日本画の伝統技法と現代的感覚の融合を追求し続けることで、日本画の新たな地平を拓きました。
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