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【畦地 梅太郎】木版画「火山の跡」 査定 鑑定 買取 致します

畦地 梅太郎
火山の跡 
木版
28.5×41cm


◎畦地 梅太郎の芸術

畦地梅太郎(1902-1999)は、日本を代表する版画家として知られ、特に「山の版画家」としての名声を確立しました。彼の作品は、山岳風景や自然の中で生きる人々や動物を描き、シンプルでありながら力強い描写が特徴です。愛媛県宇和島市出身の畦地は、自然との深い繋がりを持ち、自ら山を歩き、その経験をもとに作品を制作しました。

彼の作風は、シンプルな線と鮮やかな色彩を用いた木版画であり、情感豊かで見る者に強い印象を与えます。特に、山や自然の力強さ、静けさを表現した作品が多く、見る人によって異なる感情を呼び起こすことが特徴です。畦地の代表作の一つには、「山小屋の老人」(1953年)や「山の家族」(1973年)などがあり、どれも山岳を背景にした力強いイメージが伝わる作品です。

1930年代から1940年代にかけて、日本版画協会や国画会に参加し、国内外で数々の展覧会に出品しました。1953年にはサンパウロ・ビエンナーレ、1956年にはルガノ国際版画ビエンナーレに日本代表として出品し、国際的にも高い評価を得ました。また、彼の作品は宮内庁にも買い上げられるなど、国内でも広く認められていました。

畦地の作品には、山岳の風景だけでなく、「山男」と呼ばれるキャラクターも多く描かれています。この「山男」は、畦地自身の山への思いを具現化した存在であり、彼の作品に登場するたびに山の象徴として重要な役割を果たしています。これにより、畦地の作品はただの風景画ではなく、彼自身の内面的な表現が込められた作品として評価されています。

1999年に畦地は96歳で逝去しましたが、彼の遺した版画作品は現在も多くの美術館で展示されており、愛媛県宇和島市には「畦地梅太郎記念美術館」が設立され、彼の作品世界を広く伝えています。また、畦地の版画技法やテーマである山岳風景は、後の世代のアーティストにも影響を与え続けています​。

畦地 梅太郎

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