【寺崎廣業】 日本画 / 絹本・彩色「高砂之松」 査定 鑑定 買取 致します
寺崎 廣業（TERASAKI Kogyo）
高砂之松
1914年、絹本・彩色 126.1×49.7cm
◎ 寺崎廣業の芸術
寺崎廣業（1866年-1919年）は、日本の画家であり、特に風景画や人物画で知られています。彼の作品は、写実的な描写と独特の情感表現が特徴です。秋田県出身の寺崎は、幼少期から絵を好み、後に東京美術学校（現・東京藝術大学）で学びました。
彼の代表作には、「高山清秋」（1914年）や「墨堤之雪」（1893年）があります。「高山清秋」は秋田県立近代美術館に所蔵されており、秋の高山の美しい風景を描いた作品です。「墨堤之雪」は、1893年の日本青年絵画協会第2回絵画共進会に出品され、注目を集めました。この作品は、雪景色の中にある墨堤の風景を緻密に描写しています。
寺崎はまた、仏教的なテーマを扱った作品でも知られており、「仏画」（1882年）や「悉達多語天使」（1896年）はその例です。これらの作品は、宗教的な題材を通じて深い精神性を表現しており、彼の技術と感性の高さを示しています。
彼の作品は、秋田市立千秋美術館や宮城県美術館など、国内外の多くの美術館に所蔵されており、その芸術的価値は高く評価されています。寺崎廣業の絵画は、日本の自然や人々の日常を鮮やかに捉え、観る者に深い感動を与え続けています。
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