【狩野養信】 日本画/屏風「竹図」 査定 買取 致します。
作家名: 狩野 養信
作品名: 竹図(屏風)
作品詳細: 金地紙本・水墨。サイズは182.5×376.6cm。
◎狩野 養信の芸術
狩野養信は江戸時代後期に活躍した狩野派の画家で、1796年に生まれ、1846年に亡くなりました。彼は模写に特に力を入れ、約130巻以上の絵巻や550点以上の和漢古画を模写しました。これらの模写は、絵具の剥落や虫損まで忠実に写し取る「現状復元」の方法で行われました。徳川将軍家や松平定信の白河文庫などから原本や模本を借りて写し、公務で江戸を離れられないため、弟子を派遣して写させたりもしました。養信は死の12日前まで、細川家の「蒙古襲来絵詞」を写していました。
養信の作品群には、「群鹿群鶴図屏風」「四季耕作図屏風」「源氏物語図屏風(若菜・紅葉賀)」などがあり、彼の作品は将軍家や藩主の婚礼調度品としても作られました。例えば、「四季耕作図屏風」は徳川家斉の第十九女・盛姫が佐賀藩の鍋島直正に嫁ぐ際の婚礼調度の一つとして制作されたものです。彼の作品は、忠実な模写を行いながらも、原作の中国画風を緩和し、より日本風な画面に仕上げるなど、独自の工夫を凝らしています。
狩野養信の画風や模写に対する姿勢は、当時の日本画における古典への敬意と、それを現代にどのように活かすかという問題意識を反映しています。彼の作品やその技術は、狩野派としての伝統を継承しながらも、新しい時代の感覚を取り入れようとする画家の試みと言えるでしょう。
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