柄澤斎モノタイプ版画「ボトルとグラス」 1984年査定買取致します。

2023年11月29日 00:01

作品:
柄澤斎

作家名:
ボトルとグラス

作品分類:
モノタイプ 4.8×6.7cm

柄澤斎（からさわひとし Hitoshi KARASAWA）は、1950年栃木県日光市生まれの版画家で、木口木版画の第一人者として知られています。彼は1970年に日和崎尊夫の木口木版画と出会い、氏に師事し、親交を深めました。

1975年に初個展を開催し、以来版画の歴史や概念に対する鋭いまなざしをもって独自の世界を構築してきました。2006年には二つの本格的な回顧展「宙空の輪舞」（栃木県立美術館）と「イメージの迷宮に棲む」（神奈川県立近代美術館鎌倉館）を開催しました。

彼の作品は、版画制作の傍ら、文芸書の装丁、装画に携わり、オブジェや絵画の制作に取り組むなど、多面的な活動を展開しています。また、エッセー集『銀河の棺』やミステリー小説『ロンド』、長編小説『黒富士』を執筆するなど、美術家としてだけでなく作家としても活動しています。

彼の作品は木口木版を創造活動の基軸に据え、オリジナル版画集、詩画集、装丁、コラージュ、オブジェ、絵画などへ表現領域を開いてきました。

その中には、モノタイプ版画も含まれています。モノタイプ版画とは、一枚の版から一枚だけ印刷される版画のことを指します。つまり、同じ版から同じ作品を複数印刷することはできません。このため、モノタイプ版画は版画の中でも特にユニークな存在となっています。

柄澤斎

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