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''半年ROM''ってみてはいかがでしょうか

「半年ROMれ」


一昔前までよく使われていたネット用語です。

今でも使われてるのかな?

''ROM''

というのは

''Read Only Member''

の頭文字をとったもの。

要は、書き込みや投稿などを一切せず、閲覧のみ行うことを指します。

インターネットに触れたばかりだと、その場の雰囲気を理解することができず、空気をしらけさせてしまうような言動をとってしまうことが多々あります。

そういうことを防ぐために、その場での正しい振る舞いを学んでから発言することを促すために生まれた言葉だそう。

私がインターネットに親しむようになったときには既にあまり使われなくなっていましたが、私が実の兄のように慕っていた近所のお兄さんから

「とりあえず半年ROMっとけ」

と言われたので、書き込み等を一切せずにROMっていました。



半年どころか、かれこれ三年くらいはROMっていたでしょうか。

特に投稿したいと思うようなこともなく、気づけばこんなにも長い時間が経っていました。

相変わらず閲覧しかしない日々を過ごしていましたが、インターネットという大海のいろんなところに潜り、いろんなものを見て、いろんなことを体験したおかげで、

「こういうときはこうやって振る舞う」

みたいなことをよく理解できるようになりました。

炎上とは無縁の、平和なインターネットライフを送れています。



最近、モラルに欠ける言動をとっているシーンを収めた動画がSNSに投稿されて警察沙汰になる事件が相次いでいます。

インターネットリテラシー以前の問題ですが、やっぱりインターネットとの付き合い方をきちんと理解できていないことも一つの原因であるような気がします。

(あくまでも一要因に過ぎませんが…)


「ネット上でこういうことをすると、こんなことになる(かもしれない)」

という予測を立てられない。

もしくは、予測できているのにやりたい衝動を抑えられない。

自分や家族の一生を棒に振るかもしれないのに、ある種の承認欲求に駆られて我慢できなくなってしまう。

インターネットの負の側面への理解が足りていないように思います。



誰もが簡単に発信できるようになった時代だからこそ、ROMってみてはどうでしょう。


その場その場での正しい振る舞い方。

インターネットとの付き合い方。

やっていいこと、悪いこと。

知っておくべきこと。


情報を受けることに専念するからこそ、深く理解できることがたくさんあります。

そこで得たもの、見たもの、聞いたものは、その後のインターネットライフできっと役に立つ。



急がずに、焦らずに。

まずは、受ける練習。

投げるのは、その後で…。

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