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日常のこと【子どもマルシェに行ってきた】

「ことえちゃん、買ってよう〜」
可愛い瞳の小学生から見つめられた私。
「いいよ〜。どれがおすすめですか?」
思わず頬と財布の紐が同時に緩んでしまいます。
購入したのは、その子が絵をデザインして描いたエコバックでした。

先週末、私は鎌倉のカフェで行われた『こどもマルシェ』に行ってきました。子どもマルシェとは、文字通り子どもたちがお店の主催者となって、いろんなものを売る企画だそうです。

各地で開催されているそうなのですが、私は初耳でした。

きっかけは、友人の子どもちゃんが出店していたからなのですが、行ってみたら、まあ面白かったです。

「子どもマルシェはいろんなところでやっているのだけれど、お金を扱うところってあまりなくて、お金の勉強ができるようなマルシェをやりたかったの」と主催したカフェのオーナーさんは仰っていました。

「小さいうちにそんな勉強ができるって素敵ですね。今、子どもたちの中ではキャッシュレスが当たり前で、現金を目にしたり、やり取りする機会って少ないかもしれませんよね」と私。

実際、保育園に勤めている私はお店やさんごっこをしていた子どもたちが、お会計の際に「PayPay♪」と言いながらやりとりしていた話を聞いたことがあります。

時代の変化って面白いですね♪

カフェには10人くらいの子どもたちがいて、それぞれにお店を企画し、お金をもらったり買ったりしていました。

アクセサリー、キーホルダー、バスソルト、ミシンで作ったポーチ、自分で書いた絵、フルーツポンチを売っている子も。

しばらく様子を眺めていたのですが、面白い現象が起こってきます。

みんなどうやら友達がやっている他の店の商品が欲しくなり始めるらしいのです。親御さんからのお小遣いで買う様子が見られました。

もちろん自分たちもお店の売上はあるためお金は持っているのですが、マルシェのルール上、お店の売上とお小遣いは分けなくちゃい仕組みらしく、これは頭を悩まします。
とっても良い経験です。

そこで、考えた子どもたち。子どもたち同士でお小遣いの中で買えるように
「子ども同士割引」なる仕組みを考えだしていました。
「割引して売ってあげる〜」のやり取り。

なるほど〜!!

「楽しみながら学べる」これは素敵な機会だな〜と思いました。
こうやって楽しんでどんどん吸収できたら良いですね♪

ちゃっかりマルシェの最後の反省会まで聞いていた私。
今回、複数人でお店をやっていた子が、次回は一人で出店する!と決めている姿もありました。
(複数人だと売上を分ける必要があるってことを知る良い機会なのですね)

子どもたちの中で一番多かったのは、「売れて嬉しかった〜」の言葉でした。

お金を得るのはきっと楽しい経験だったことと思います♪

そして自分が大切に作ったものが、誰かに届いて喜んでもらえたら嬉しいですよね〜。

長い1日、店番お疲れ様でした。


店番をしながら、カフェのカウンターに座って肩を並べた、私と子どもちゃん。
電卓が面白いらしく触っています。
「180000」
「ことえちゃん、これなんて読むの?」
「18万円って読むんだよ」
電卓の数字に0をどんどん足して遊んでいます。
「1800000これは?」

数字が大きくなる程に、いろんな世界が広がっていきますね。

子どもたちにとって豊かな未来が広がりますように。

カフェ enarto(エンアルト)さんにて


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