「のら坐禅」に参加して

津和野町畑迫にある曹洞宗の西光寺で開催された【のら坐禅】に参加しました。

 坐禅には前から興味があったものの、自分からお寺を訪ねてというのはハードルが高かったのですが、今回、レストラン&カフェ「糧」のイベント企画を見つけ、参加してみました。
 まず、足の組み方、呼吸、姿勢、視線といった、坐禅の基本的なポイントを教えてもらったら、早速お堂で15分間の坐禅開始。
 お寺での坐禅と聞いて、厳しい修行のイメージがあったのですが、副住職のわかりやすい説明を聞きながら、あまり型にとらわれることなく、自然に坐禅になじむことができました。

 続いて各自好きなところでの「のら坐禅」。
僕は縁側に椅子を出してもらって、色づき始めた境内をうっすらと眺めていると、浮かんでくる雑念をそのまま、流していけるような気になりました。


坐禅が終わると場所を移して、梵字の写経にも挑戦。
  初めて見る梵字を、どういう書き順、筆遣いをすればいいのか見当もつかぬまま書き写すのですが、戸惑いながらも、徐々に心が落ち着いてくるから不思議です。
 冗談なのか、まじめな話なのか、よく分からない住職の説明を楽しく聞いているうちに、いつの間にか、梵字の底知れぬ深い世界に引き込まれていきます。


最後は、愚痴供養。
日ごろのうっぷんを紙に書いて、それをくしゃくしゃと丸めて、火の中に投じ、住職、副住職のお経と共に燃やしてもらいました。  
 改めて文字にしてみると、つまらないことにこだわっているような気がして、それらをまとめてきれいさっぱり供養して頂きました。


 坐禅会が終わると、近くにあるレストラン&カフェ「糧」に移動して、ランチタイム。 「津和野野菜の一皿ビュッフェ」の、色とりどりの野菜はどれも新鮮で、野菜本来の美味しさを満喫しました。



朝、お寺に集合してから4時間余り、内容盛沢山のイベントであったにもかかわらず、ゆったりとした時間を過ごすことで、身も心もすっかりリフレッシュすることができました。
 また、次回同じような企画があればぜひ参加させて頂きたいと思います。



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