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西野さん作品のマニア、すみっちさんの個展に行ってきた話

こんにちは!今日は住岡孝輔さんという方の個展ついて書いていきたいと思います。

この方、西野亮廣さんの作品考察をしているのですが、分析がえぐいんです。西野さんの処女作であるDr.インクの星空キネマでは隠された暗号を解読してみたりと、とにかく変態です(ちなみに時々作業風景を公開してくれるのですが完全にテロリストの部屋でした笑)

そんな方がご自身の絵で個展を開かれるというのでお邪魔してきました。簡単に感想を書くと

めちゃくちゃ楽しかったし、可能性しか感じなかった

個展に行ってきた感想ではないですよね笑

それもそのはず。そもそも絵を売るという個展本来の目的から逸脱したイベントだったからです。というわけでこのイベントにはこんな仕掛けがあったよ、と僕が感じた事を書いていきます。

の前に、すみっちさんがみずから解説されているので先にそちらをお読みいただけると嬉しいです。

読んで頂けましたか?リンク飛んで読む時間ないよ!という方に向けて箇条書きでまとめます笑

・美容室で個展をすることによってクリエーターが活躍出来る場所を増やす
・絵の値段は言い値なので購入までのハードルが下がる
・絵を売るというより、「絵を人に届ける」という点を重視されている
・今回に限って絵を売るのではなく、今後関連する絵が次々と出て来るので、売れた絵が「次回作のポスター」として機能する

気になったら記事を読んでね。

さて、その上であぁ、めちゃくちゃいいイベントだなぁと感じたことが二点あります。

1.お客さん同士の距離が近かった

精神的にではなく物理的にです。普通の個展だとイベントスペースなどを借りるじゃないですか。すると充分なスペースがあるので絵を鑑賞する、という事に集中出来てしまう。有名な画家であれば成立するかもしれないけれど、これから売り出していこうとするクリエーターにとっては歩が悪い(サポーター同士がつながらないので口コミが広がらずファンが増えにくい)

今回は美容室での開催だったのでいい意味でスペースが狭かった。結果として、一人でぽつんと、集中して鑑賞してますオーラが出づらくお客さん同士のコミュニケーションが取りやすかった。そこで仲良くなった方と繋がりが出来れば、すみっちさんが次回個展をする際、一緒に行こうという流れが生まれる。

空間の広さによって雑談を設計出来る、というのは面白い発見だった。

2.絵の購入までの道が設計されていた

少しすみっちさん怖いと思った点です。もしこれを計算無しにやっていたら最強すぎます。

今回は、展示されている絵は言い値で購入可能でした。一点物に加え、ポストカードも購入可能でした。一点物の絵は無理だけどポストカードなら、という層も取り込んでて策士ですね。

僕も一枚頂いたのですが、封筒に入れるから少し待って欲しいとのこと。そして頂いた封筒がこちら。

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ちょっとまって、名前書いて用意してくれてる。しかも見覚えのあるシルエットが。

プペル カバー

そうなんです。わざわざ来場される方をそれぞれに向けてすみっちさんがアイコンを描いていたんです(一瞬レジーナがすでにある素材をパクっていて元ネタをすみっちさんが描いたのだと思ってテンパっていた事は内緒。レジーナごめん!)

そういえばわざわざ来れそうな人はコメント書き込んで下さい、と何回も言ってました。そういう意図があったんですね。嬉しかったです。

自分のオリジナルロゴが封筒に描いてある事を知った他の方が早速ポストカードを購入していました。

イベントに来てもらうだけではなく、購入に至るところまで設計しきっている。それ以上に来てくださる方一人ひとりに対して時間を割いてサプライズをする。ファンになってしまう笑(もしかきたらそっちの方が狙いかな)

めちゃくちゃ素敵でした。

もうこれからのすみっちさんの仕掛けることが楽しみで仕方がない!

そんなすみっちさんですが、めちゃくちゃ絵上手かったです。しかもすごいきさく。その上で仕組みの部分まで考えられるめちゃくちゃ面白い方でした。

興味が出た方はぜひ彼のFBグループに入ってみて下さい。と言いたいのですが残念ながら西野さんのサロンメンバー限定とのことだったので興味があれば僕にご連絡下さい。

あと、今回すみっちさんに協力された美容室はがまさんという方が経営されています。お話を聞きにいくついでに髪を切りに行ってもいいくらいやり手の経営者です。こちらもぜひ。

ここまで読んで下さりありがとうございました。ではまた!

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