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「劇場版名探偵コナン 緋色の弾丸」で注目してほしい製作陣の凝った演出3つ


そろそろ「劇場版名探偵コナン 緋色の弾丸」の公開終了が近づいてきている。

劇場版名探偵コナン サイト
https://www.conan-movie.jp/index.html


今年は緊急事態宣言が挟まったこともあり、映画館に足を運びにくかったのではないだろうか?
「今年はコナン観れなかったな〜」という方…非常にもったいない!

毎年1年おきに劇場版を作成してきた劇場版コナン製作陣が2年かけて製作した映画だ。クオリティが低いはずが無かろう。最低2回は是非観ていただきたい。

今回はこの映画を2回、3回と観ていただくにあたり、是非注目いただきたい製作陣の凝った演出ポイントを紹介する。


冒頭3分

冒頭3分の演出は間違いなくコナン史上最もかっこいい。デトロイトで起こった15年前の事件の描写に合わせてクレジットが流れるのだが、BGM無しのハーモニカ演奏に合わせて描かれる事件の描写が秀逸である。

デトロイトの街の排ガスなのかタバコなのか、煙に巻かれながら現れるクレジットもおしゃれで、冒頭から「劇場版コナン製作陣の本気度」が伺える。

オープニング

劇場版コナンのオープニングはコナンファンでなくともその演出に期待する一つの山場だろう。(ちなみに私はこのオープニングで名探偵コナンのメインテーマが流れ始めた途端2年の想いが溢れ静かに泣いた)

ちなみに、「劇場版名探偵コナン 緋色の弾丸」は史上初、劇場版アレンジ版のメインテーマ曲の譜面が公開されている。

「名探偵コナン リロードプロジェクト」
https://www.conan-movie.jp/crp/index.html
上記サイトの中で実際に公開されている譜面はこちら

今回の映画のキーパーソンとなるFBIと赤井ファミリーの紹介シーンは非常にカッコよく、映像も凝っているので要チェックである。

余談だが、ロギ的感動ポイントを伝えたい。実は、かの有名なセリフ

「俺は高校生探偵 工藤新一」

のタイミングで新一の髪の毛が爽やかに風に揺られるというマイナーチェンジとしていた!
新一が一層キザに見えるので、是非見逃さずに確認いただきたい。

随所に挟まる紹介映像

劇場版名探偵コナンでは、その映画内の設定や背景を説明するにあたり、随所に映像が挟まるのが恒例だが、今回はクオリティが異様に高い。

WSG(ワールドスポーツゲームス)の紹介動画
「WSGが何の略か?」と問う少年探偵団に対してコナンが解説をするたった数秒の映像である。本家オリンピック並みのロゴデザインやグラフィック、モーションにまでこだわっている3秒間となっている。

少年探偵団の紹介
いつもの少年探偵団の登場シーンが数倍にグレードアップしている。特撮の変身シーンさながらのカット割りと背景で迫力を演出しており、少年探偵団の扱いの良さにクスッと笑ってしまった。

阿笠博士のクイズ
静止画ベースの4択クイズが定石では?と勝手に思い込んでいた博士のクイズシーンが非常に作り込まれていた。リニアモーターカーにまつわるクイズだったのだが、クイズ内に登場するリニアモーターカーが完全にCG記述を駆使しており、これまたグレードアップに沸いた。

特に、❷については、映像挿入後に返ってくるシーンの構図にも注目してほしい。ポーズを決める少年探偵団の背後から呆れた顔をするコナンたちを映しているのだが、コナンたちにのみピントがあっており、あえて手前の少年探偵団をぼやかしている。大変珍しい構図なので、是非注目いただきたい。(そろそろお気づきだろうが、ややマニアックな見所紹介となっている)

終わりに

さて今回は「劇場版名探偵コナン 緋色の弾丸」を劇場で観る際に是非注目してほしい(細かい)推しポイントを紹介した。

劇場版名探偵コナンシリーズほどリピートしがいのある映画はないと個人的には考えている。「既に一回観たよ〜」という方も、是非これらを確認しに、リピートしてみてはいかがだろうか。


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