第2期桜蕾戦~ベスト16D卓~ 1回戦を観戦した話

ワクチンの副反応がたいしたことなかったので、ぼやっと見ながら思ったことを書いています。観戦記などと大層なものではありません。

第一印象

打牌が速ぇ。

1回戦は45分くらいで終わったのかな。11局(流局1)でこれは、フリー麻雀などではたぶん普通のペースなんだろうけど、放送対局ではなかなかに速いと思う。みなさん打ち慣れている印象があったし、麻雀店で働いていると早く回すことを意識するので打牌が速くなるという意見があり、これは納得。時間打ち切りのあるようなお店だと特にね。見ているとテンポが良くて気持ちはいいのだけど、逆に慣れない人にとってはついていくのが難しそうだなーと思った。

選択いくつか

■東1局 川上プロのリーチ

カン8sか9s7mのシャンポンの待ち選択で、シャンポンにとって一発ツモ(連盟公式ルールなので一発はない)、1000-2000。

どっちの待ちも1枚切れだったと思うのだけど、下家がカン7m受け払いでちょっとだけ7mも良く見えたのかも。でも、これを即リーいってアガりきったのはすごいなと思った。僕だったらとって少しだけマンズ変化を見て500-1000のツモアガリか、もしくはカン8s待ちで曲げていたかもしれない。ちなみにカン8sは一瀬プロが暗刻で純カラだった。

■南4局 一瀬プロのホンイツ

一瀬プロはトップ目で、1巡目から發をポン。手牌には中暗刻南トイツという材料があり、アガれば1回戦終了という局面でこれはぜいたく。ただ、一瀬プロは以下の形から9mポンテンをとらなかった。しかも、2度も。

9m9m357s南南中中中

そこから7sを重ねてポン、カン4sを日高プロから打ち取って役役ホンイツの8000。普通のトップを大トップに仕上げた。

トップ目だからと着順確定を焦るより、稼げるところで稼ごうという勝負感。実際に最終戦のポイント推移を見ると、ここで2600ではなく8000をアガったことが最終戦の選択にも生きていたような気がする。

対局者について

今回の対局者4名のうち、花宮プロはMLスタジアムでお見かけをし、同卓したことがあるかなー、くらいの感じ。日高プロはEX風林火山ドラフト会議指名選手オーディションの際にご挨拶をさせていただいた記憶がある。

一瀬プロは、EX風林火山ドラフト会議指名選手オーディションでインタビューをしたし、麻雀最強戦では決勝の観戦記を書かせていただいた。

僕の観戦記はファンに向けて書いているもので、プロの方、そして何より対局の当事者のみなさんにどう思われているかはいつも不安に感じているところがある。その中で、一瀬プロにこうおっしゃっていただけて、少しだけ報われた感覚があったのを覚えている。

玲ちゃん

川上プロは、彼女がプロ入りする前から面識がある。僕の中では「麻雀ロンでアルバイトをしている玲ちゃん」であり、麻雀も何度も打ったことがある(そして僕が負けている)。そんな彼女はプロ入り直後から既に人気急上昇、夕刊フジなど配信対局にも出場している。

ただ、今回の桜蕾戦は「勝って出る対局」だ。そして今回の対局は、Mリーガー・岡田紗佳プロが登場するC卓とどちらを配信するかのアンケートで膨大な票が投じられ、結果両方とも配信することになった、という背景があった。

そういう場に玲ちゃんが出るのが純粋にすごいと思ったし、そこで戦うところを見たいと思ったのが、今回視聴した最大の理由だ。

結果、玲ちゃんは負けてしまった。でも、勉強熱心で麻雀に熱い彼女のことなので、きっとどこかでまたチャンスをつかみ、表舞台に出てくるはずだ。いつか仕事をさせていただく日が来ることを願っているし、そのときは「川上プロ」の麻雀にふさわしい原稿を書かなければいけないと、強く思う。

もちろん、そこまでに僕が淘汰されていたら元も子もない。僕も頑張ろう。


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