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面接の本来の目的は動機づけとマッチング。内定辞退者を減らすために採用面接官ができることは、まだまだあった!

ROGCollege(ログカレッジ)運営事務局のサフランです。
人事担当者のためのコミュニティ&勉強を担うROGCollegeのセミナー『エンゲージメント面接で内定辞退者を減らす!~応募者も採用者も互いがファンになる面接術~』が去る12月4日に無事終了しました。

今回は、インタビューメーカー「スタジアム」様とのコラボ開催。
コラボ開催っていいですね、おもしろいですよね。互いの強みが掛け算される醍醐味は病みつきになるな~と、改めて感じます。

◆もう、どうしたら内定辞退者を減らして優秀な人材を確保できるわけ?

採用に関わる人事担当者様ならば、そう考えない日はないでしょう。どこまでいっても超売り手市場の今、企業規模の大小問わず、内定辞退者に頭を悩ませている企業様ばかりです。

選考段階から優秀な人材のエンゲージメントを高め、大いに動機づけされながら面接に進んでくれたらどんなにいいだろう。エンゲージメントの高いメンバーが集まったらどんなにいいだろう!って思いますよね。

手前味噌を承知でお伝えしますと、実は弊社のメンバーは全員エンゲージメントが高いです(と豪語してみる)。弊社LOVE(なんか軽々しい言葉でスミマセン)で会社への愛着と貢献意識の高い人材が集まっていることに、当初サフランは驚きました。

代表の山田いわく、採用面接ではポイントが2つあり、一つ目は、「フィードバック」。純粋に自分がされたらうれしいからという山田の言葉はさておき笑、「こういった期待値なんだよ」「あなたと一緒に働きたい理由はこれだよ」といったことを可視化して伝え、動機形成を図りながら入社後のイメージングとマインドセットを行うこと。

二つ目は、「本音語りでマッチング」。採用・育成コストと早期離職されたときのダメージを鑑みたとき、「辞退しそうな人、辞めそうな人を見極めるために互いが本音で語り合う」「1次面接で気になった点は些細なことでも2次面接で必ず確かめる」ことでマッチングを徹底すること。

その結果、内定辞退がなくなり、エンゲージメントの高い集団となっていく…という仕掛けは弊社のような規模感とベンチャーだからこそできるのでは?と思われそうですが、「いやいや、そんなことないですよ」と笑顔で答えたのは、インタビューメーカー「スタジアム」の阪本さんでした。

◆面接の質を上げる救世主

皆さんは、面接の質を上げるためにどんな工夫をされていますか?

通常、面接は閉鎖性を伴うもの。その場に居合わせている面接官以外はその面接内容を知る由もない…というのが常ではないでしょうか。

面接では、応募者に配慮した安全安心の場づくりのための閉鎖性は致し方ないからこそ、面接の質を向上させるための工夫がしづらい点は確かにあります。

ですが、それではなかなか面接の質は向上しない。

従来の面接手法では応募者の本音を引き出せていない、動機づけができていない、価値観や適性、カルチャーなどのマッチングができていない…という課題を少しでも感じているのであれば、従来の面接のやり方をここで改善していく必要がありますね。

そこで、改善を可能にするのが、インタビューメーカーを使ったWEB面接なんです。

面接の質が採用に大きな影響を及ぼすことがデータで自明なことから、じゃあ面接の質を向上させるためのポイントって何?ということを探っていくと、
① 平等性(企業と応募者がフラットな関係を作ることで、緊張せず本音が言いやすくなること)
② 客観性(面接官自身が面接を振返りながら評価できること)
③ 汎用性(社内で良い面接、ナレッジの共有・浸透ができること)
が挙がり、インタビューメーカーでのWEB面接でこの3点が可能になることがわかりました。

実際にインタビューメーカーを用いたWEB面接では、例えば、不動産業界で優秀な人材採用に成功したり、人材の採用が難しい警備業界でも中途採用で多くの人材を確保できたりと、応募者の内定辞退に寄与する好事例が多く出ています。

WEB面接を受けた応募者側も、実にその8割が「次回もWEB面接を受けたい!」と答えているところを見ると、企業側も応募者側もともに大きなメリットを享受していることが窺えますね。

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◆エンゲージメント面接のために面接官ができるたった一つのこと

面接の本来の目的は、「動機づけとマッチング」です。その目的を果たすべく、応募者の本音と意欲を汲み取り、マッチングを見ながらモチベートした状態で会社に愛着を持って選考に進んでもらう面接手法のことを、弊社では「エンゲージメント面接」と呼んでいます。

エンゲージメント面接を実現させるには、冒頭の弊社での取組みもさることながら、実はもっとシンプルに面接官ができることがあるんです。

それは、「傾聴」。

傾聴こそが「動機づけとマッチング」という面接の本来目的を果たす、つまり、エンゲージメント面接の根幹といっても過言ではありません。

WEB面接では、高画質な画面越しに面接官と応募者が対面します。距離感が近いこともあって相互の表情や目線がクリアに伝わり、また相づち、頷きといったリアクションもよく見えてしまいます。

だからこそ、WEB面接での面接官はその点を十分気をつけるわけですが、応募者側から見ると、「私に興味を持って話を聴いてくれ、私をわかろうとしてくれている」ことが如実に伝わり、応募者をファンにさせてこの会社に入りたい!と愛着を持たせ、しっかりと動機づけすることができるんですね。

キャリアコンサルタントであるサフランは就活生の話を聴く機会が多く、「最初は志望度の低かった企業での面接官の対応がすごく良くて、いい会社だなあと面接回数を重ねる中で志望度が上がり、結果的にそこに決めた」という声が数々届いています。そしてもちろん、その逆も然り(こわい)。

応募者は面接官自身の認識以上に「面接官=会社」をよく見て、感じ取っています。

一日にたくさんの応募者の面接を担当しなければいけない事情はあるかもしれません。ですが、内定辞退を嘆く前に面接官ができることは実はまだまだあるのだなと、可能性を大いに感じたセミナーでした。


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【レポート後記】

今回、せっかくコラボするのだから!と、この機会を逃さずに『公開WEB面接を体験しよう!』コーナーを設け、新しい試みにチャレンジしました。

面接官役はご参加者にご協力いただき、応募者役は弊社の若手メンバー菱沼でROGCollegeプロジェクトリーダー。菱沼とは、こういう質問にはこんな風に答えて…という面接の練習をして、いざ当日の本番へ。

ちょっとしたハプニングに見舞われながら、参加された人事担当者の皆様や我々が特に気になったこと、それは「目線」でした。面接官が相手の目(顔)を見ていないと、応募者は不安になり、受け答えがしづらそう…。「対面」じゃないからこそ出る癖に気づくことができたのは大きな収穫ですし、会場の誰もが面談中はやっぱり意識して相手の目(顔)を見ながら行おうと改めて勉強になったセミナーでした。


<この記事を読んでくださった方へのささやかなお礼>

弊社では、ただいまnoteへの記事を鋭意投稿中。この記事をお読みになって、エンゲージメント面接におけるヒント満載の全32ページに及ぶ「セミナースライドを見てみたい!」という採用面接の向上にご興味のある経営者様、人事担当者様がいらっしゃれば、ぜひお気軽に下記にその旨コメントをお入れください。追って、セミナースライドをお送りさせていただきます!

※スライドサンプル(全32ページ)

セミナースライドサンプル画像

※誠に恐れ入りますが、ご同業者様はご遠慮くださいませ。


<年内のROGCollegeご案内>

▼12月17日(火)19:00~20:30
ゆく年、くる年、人事を悩ませる課題を総ざらい
~ここで一句!川柳で振り返り、川柳で占う人事トピック~

※ROGCollege初のラーニングバー形式!美味しいお酒やスイーツ、アペリティフを楽しみながら今年最後のROGCollegeをお楽しみください。

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