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#源造

源蔵じいさんのメダカ

凍えるような二月のある日、郵便配達の山田が小包を持って源造じいさん宅を訪れた。
郵便受けに入らない荷物なので、本人に手渡さねばならない。
呼び鈴を鳴らしたが応答がない。

不在通知票を入れようとしたが、山田は思いとどまった。呼び鈴の音が聞こえていないのかもしれない。
先日も音に気づかなかった源造に怒鳴られたばかりだ。
源造は何かというと山田に当たり散らす。また怒鳴られるのはかなわない。
山田はため

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