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離れたい。近づきたい。人の心はいかなるものか

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喜嶋先生と静かな世界

こんばんは。いかがお過ごしでしょうか。 外出できない夜のおともに小説はいかが? 「喜嶋先生と静かな世界(森博嗣著)」という小説を紹介しようと思います。 森博嗣という作者さんは「すべてがFになる」でデビューしたミステリ作家です。数多くの小説を書いていて、図書館でもよく見ました。日本を代表する作家さんの一人だと思います。 でも、小さい頃はタイトルだけで難しそうだと思っていました。 だってタイトルが難解なんです。 「女王の百年密室」「黒猫の三角」「まどろみ消去」「ゾラ・

    • 春が来ました

      こんにちは 昨今の世界は何とも息苦しいものですね。コロナ、マスク、トイレットペーパーと何が何やら。もはや異世界に来てしまったようにさえ感じます。 テレビやスマホから聞こえてくる情報が脳髄の奥深くの不安を引きずり出し、まるで終末が来たかのような思いをさえ呼び起こさせます。 ああ、なんて世界。恐ろしい恐ろしい。 しかし外を見てみてくだされ。 ただの春です。 のどかな陽気です。暖かな日差しに心地よい風が吹いてます。 小鳥はさえずり、木々は揺れる。 雲は流れ、時が過ぎていく

      • わたしというもの

        わたしというものは話すよりも書く方が好きらしい。 話すと頭が回らないし、反射的にしか返答できない。つまらない反応、ずれた会話。それが悲しく、空しい。書くとするならば一時間でも二時間でもじっと書き続けても誰も怒らないのに。そのせいか、わたしはまったりと考えられる、書くということが好きだ。 立ち止まると見えてくるものがある。頭の中が整理されていく感覚がある。言葉にして形にしていくことで、自分が自分としてまとまっていくような感覚がある。 もし自分のことを人に伝えられたら。 そ

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