長らく禁止されていた牛肉の消費は、明治維新後の1871年、西洋文化導入の一環として合法化された[16][17]。明治天皇も牛肉消費促進運動の一翼を担い、1873年1月24日には公の場で牛肉を食した[18][19]。 [18][19]『西洋料理指南』[20]では、洋食メニューの提案としてステーキと焼肉をそれぞれ焼肉と焼肉と訳したが、この用法はやがて借用語のスッテキに取って代わられた。
ジンギスカンはジンギスカンの音訳であり、焼肉の一種とも呼ばれる。北海道で考案され、庶民的な青春料理として親しまれてきた。ジンギスカンという名前は、札幌出身の駒井徳蔵が中国東北地方の焼き肉にヒントを得て考案したと考えられている。この料理名が初めて文献に記載されたのは1931年のことである。