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🎡DRACOLoader 点群の圧縮仕様

Dracoは、3Dメッシュや点群を圧縮・解凍するためのオープンソースライブラリです。

圧縮されたジオメトリは大幅に小さくなりますが、その代償として、クライアントデバイスでのデコード時間が増えます。


スタンドアロンの Draco ファイルの拡張子は .drc で、頂点の位置や法線、色などのアトリビュートが含まれています。Dracoファイルには、マテリアル、テクスチャ、アニメーション、ノード階層などは含まれていません。これらの機能を使用するには、glTFファイルの中にDracoジオメトリを埋め込みます。通常の glTF ファイルは、glTF-Pipeline を使って Draco で圧縮された glTF ファイルに変換することができます。glTFでドラコを使用する場合、DRACOLoaderのインスタンスがGLTFLoaderの内部で使用されます。

https://threejs.org/docs/#examples/en/loaders/DRACOLoader

https://threejs.org/examples/#webgl_loader_draco

3Dガウス・スプラッティングとdracoは無関係ですか?

「3Dガウス・スプラッティング」と「Draco」との関係について説明します。これら二つは異なるプロセスに関連しており、一般的には直接的な関連はありませんが、3Dデータ処理の異なるステップにおいて用いられることがあります。

  1. 3Dガウス・スプラッティング:

    • 3Dガウス・スプラッティングは、ポイントクラウドデータから3Dモデルを再構築するための技術の一つです。このプロセスでは、各点をガウス関数(正規分布)に基づいてスムージングし、これによってより連続的で滑らかな表面を作成します。この手法は、特に医療画像処理や3Dスキャンデータの処理において有用です。

  2. Draco:

    • Dracoは、Googleによって開発された3Dメッシュデータの圧縮技術です。これは、大量の3Dデータを効率的に送信・保存するために設計されており、ウェブベースのアプリケーションで特に有用です。Dracoはデータの圧縮に特化しており、データの品質を保持しながらファイルサイズを削減します。

これら二つの技術は、3Dデータの異なる側面を扱っています。3Dガウス・スプラッティングはモデルの再構築やスムージングに関連し、Dracoはそのようなデータを圧縮して効率的に扱うことを目的としています。したがって、直接的な関連性はありませんが、3Dデータの処理や配信の異なる段階で使用されることがあります。例えば、3Dガウス・スプラッティングで処理されたデータがDracoによって圧縮される場合などです。

3Dメッシュは点群と同じ意味ですか?

3Dメッシュと点群(ポイントクラウド)は3Dモデリングやコンピューターグラフィックスにおいて使用されるが、その構造と用途において異なります。

  1. 点群(ポイントクラウド):

    • 点群は、空間内の点の集合で、各点は位置情報(通常はX, Y, Z座標)を持っています。これらの点は独立しており、間に明確な接続(エッジ)はありません。点群は、3Dスキャナーから得られるデータや、実世界のオブジェクトやシーンの3Dデジタルキャプチャとしてよく使用されます。

  2. 3Dメッシュ:

    • 3Dメッシュは、点(頂点)、エッジ(頂点間の線)、および面(エッジに囲まれた領域)で構成される、より複雑なデータ構造です。メッシュはこれらの要素を使用して、3D形状の連続的な表面を形成します。3Dメッシュは、ビデオゲーム、映画、建築ビジュアライゼーション、バーチャルリアリティなど、多くのアプリケーションで使用される形式です。

点群と3Dメッシュは互いに補完的な関係にあり、3Dスキャンのデータを点群として取得した後、これをメッシュ化することで、より扱いやすく、視覚的に詳細な3Dモデルを作成することが一般的です。したがって、これらは同じ意味ではなく、異なるタイプの3Dデータ構造として理解されるべきです。

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