成田空港で一夜を明かした話

まずい、やばい、成田空港までの時間見積もり間違って飛行機間に合わん…。明日の朝イチの便で帰るね。

アロのLINE

1. 敗因

東京で人と会う用事が3つあって、1泊2日の予定で上京した。しかし、上記のような有様である。敗因は、成田エクスプレスの乗車券の買い方を知らなくてSuicaで乗れると思っていたことや、そもそも渋谷駅のどこに成田エクスプレスの乗り場があるのか知らなかったことなど、細かいものはたくさん挙げられるが、つまり、「スケジューリングが甘かった」ということだ。

修学旅行の計画を立てたとき、電車の前後の時間や、予備の別の行き方を検索し、乗り場や乗り換え方法まで詳細に調べたことを思い出す。教師の言葉は教訓で、しおりの構成はよくできていたと感じた。

また、シェアハウスに一泊させていただいたのだが、深夜まで話し込み、睡眠時間が少なかったことも要因だと思う。注意力が落ちて良くなかった。みなさんとの話は楽しく、面白かったのだが…。注意力が散漫になっても実行できるくらいのスケジューリングができるように練習という本番を日々生きよう。

2. 初めての空港泊

早朝便に変更して所持金もなかったので空港で夜を明かすことにした。空港泊は推奨されていないと思うので、ごめんなさいという気持ちでひたすら夜が明けるのを待った。結局10時間ほど滞在したのだが、意外とおもしろかった。

場所は、第1ターミナル。初めて行ったのでまずは散策した。1階の出発フロアは、南と中央と北の3つに分かれていることを知った。中央の地下一階に24時間営業のローソンがあることも知った。そして、中央にあるビジターセンター(?)では、マリオたちが出迎えてくれて、コンセント付きの机とソファーが4セット(?)ほどあった。

その場所が、一夜を明かす第一希望だったのだが、22:30頃に「夜間滞在されるお客さまは保安上の理由のため北ウィングをご利用ください」のようなアナウンスがあり、北ウィングに移った。すでに寝る準備をしている人がいたり、場所を確保している人がいたりした。アロも空いている席を見つけて休んだ。なかなか眠れなかった。そもそも寝てはいけないのかもしれないが。流暢なフランス語と韓国語が左右から聞こえてきたり、イギリス人の方にこの空港で夜を明かしても大丈夫か聞かれたりした。何度か辺りを見回っていた女性に「お席を探していますか?」と聞いてみたら、「いや、かわいいワンちゃんがあそこにいるので」と返ってきた。変に気を遣いすぎていたのかもしれない。

そんなこんなで色々あり、おもしろかった。2:00頃から記憶がないが、2:00ちょうどにはまだ消灯しておらず、朝照明がついたのは、4:45頃だった。警備の方々が定期的に巡回していた。床で休んでいる人もいて、イスで寝ていたアロは申し訳ない気持ちになった。

3. 飛行機整備の人に感謝を覚えた離陸前

手を振られ
手を振りかえす
あの人は
ぼくの命を守ってる
飛行機整備
ありがとう

手を振ってくれたあの人へ

Peachの飛行機を利用させていただいたのだが、現在「backnumber × Peach」で「ちゃんと言いにいこう」というキャンペーンを行っているらしい。「ありがとうも、大好きも、ごめんなさいも、そしてさよならも。ちゃんと言いに行こう。」というコンセプトだそうだ。

手を振ってくださった地上スタッフの方に会えるかどうかわからないから、この記事に感謝の気持ちを書いた。パイロットの方もCAの方々も、清掃してくれた方も、空港のスタッフも、荷物を飛行機まで運んでくれた人も、ありがとう。海に流すボトルメールのような気持ちだ。日常にたくさんの「有難う」があるのに、なかなか直接「ありがとう」って言えない。伝えられる人にはその時々に「ありがとう」って、目を見てしっかり伝えたいと思った。

4. 雲の上はいつも晴れ

上を見て
曇天憂い
横を見て
雲霞に揺れた
下を見て
雲海広がり
上からの
眩い光
横にある
一つの気づき
そこからは
見えない景色
なんだろう

雲の上はいつも晴れ

あなたと私と世界が幸せでありますように。
あなたと私と世界が穏やかでありますように。
あなたと私と世界が健康でありますように。
あなたと私と世界が安らかに暮らせますように。

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