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海外ドリームポップファンにこそ聴いて欲しい、大阪のドリームポップデュオStill Dreamsの新作『New Life』。

大阪のドリームポップ/ インディーポップデュオStill Dreamsが、自主レーベルBe Here Now Recordsを立ち上げ2022年にリリースする最新アルバム 『New Life』。ゲームとアニメと漫画オタク愛が溢れてしまいドリームポップと日本的カルチャーが混ざり独自進化したド音楽は最高。軽い気持ちでレコードに針を落としたら最後、バキバキなシンセのフレーズにやられて無意識にヴォリュームを上げてしまった。

もろにオタクなMagdalena BayのようなシンセポップさとJ-POP的要素が合わさると、きっとこういう感じ。前作『Make Believe』のレビューには海外のシンセポップ的と書いたのだけれだど「Stay」のイントロが日本語で"いっせーのーせっ"と来たのが心奪われました。きゃりーぱみゅぱみゅのような、愛らしくって人懐っこいイメージがぴったりだ。また、80'sディスコテイストな「Shameless」のリード部分は、好きじゃない人はきっといないんじゃないかというほどグサグサ刺さる。ヴォーカルMaayaのキャラクターを最大限に生かすRyutaの作る曲展開、コードの使い方、そして各曲にフックとなるようなフレーズが散りばめられているのもポイント。

ドリームポップってなんだろう、とふと考えてしまうことがある。Still Dreamsの音楽は、夢うつつなんだけど、やたらと現実味がある。かのWashed Outはドリームポップやチルウェイヴを逃避の音楽と言っていたけど、ここにあるのは逃避だけじゃないのだ。

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