フリーランスチームの力で小さな離島を変革できるか?#私の働き方実験 #中間報告書
■実験のタイトル
「フリーランスチームの力で小さな離島を変革できるか?」
この研究は、新しい働き方LABの指定企画です。
タイトルを見た瞬間「面白そう!」と思いエントリーしました。
■実験の目的と背景
福岡にある能古島、この企画に参加する前までは、知りませんでした。
WEBで検索しても、情報もでてこない。
これはやりがいがありそうだと思いました。
私がこの企画に参加した一番の理由は、地元うるま市の離島振興に参考になると思ったからです。
福岡 能古島について
福岡県西区にある人口652人の島。
市内からフェリーで10分の距離にあります。
面積は3.95平方キロメートル。
とても小さな島ですね。
6月26日に能古島に視察に行きました。他リーダーたちは25日から島入りし、私は途中参加しました。
私の地元、うるま市には5つの離島があります。今回のプロジェクトは福岡の能古島ですが、とても環境が似ているような気がします。
参考までにうるま市の離島5つのうち、2つの島を紹介します。
地元うるま市の離島について
浜比嘉島
沖縄県うるま市にある、浜比嘉島は人口531人。海中道路から浜比嘉大橋を渡っていくことができます。面積は2.09平方キロメートル。
私が小学生のころ、フェリーで25分くらいかけて、家族と遊びに行ったことがあります。
1997年に浜比嘉大橋ができて、今は車で行ける離島として観光客に人気のスポットの島です。
琉球開闢の祖の住居跡やお墓があり、パワースポットとして認知されています。
津堅島
沖縄県うるま市にある、津堅島は人口485人、フェリーで約25分の位置にあります。面積は1.88平方キロメートル。にんじんの産地でキャロットアイランドと呼ばれています。
海がとてもきれいで、最近はミュージックアイランドとして若い方が活性化に向けてがんばっているようです。
■活動の概要
総勢50人のフリーランスとともに能古島をDXするプロジェクト。
私はリーダーの一人として参画することになりました。
どのような企画になるか、詳細が決まり次第ご報告いたします。
先日、リーダー陣と島の人たちで意見交換を行いました。
島の人たちが感じている課題や期待することなどをざっくばらんにディスカッション。
ここで感じたことは2点
・変えたほうがいいこと
・変えないほうがいいこと
私たちは、外部の人間なので実際によかれて思っていることも、島の人にとっては好ましくないこともあります。
打ち上げ花火にならないよう、視座高く、長期的な目線でプロジェクトを進めていく必要があると感じました。
本プロジェクトの詳細については、内容が確定してから詳細を記載いたしますのでここでは割愛いたします。
後日、リーダー陣で視察してきた様子がテレビで放送されました。
宿泊先は能古島アイランドパークさん。アジサイとマリーゴールドが目の前いっぱいに咲いていました。空の青と花の色が心を癒します。一人でも、家族でも友人とでも、のんびりできる空間です。
■実験の測定方法
チームで議論していく必要がありますが、ビフォーアフターの数字としてわかりやすいのは、フェリーの乗船数やビーチの入場者数かなと思います。
数字では測りにくいところがありますが、関係人口を増やすという点では一つの指標になるかなと。
今後チームで議論して、測定方法も決めていきたいと思います。
■スケジュール・進め方
6月:視察・全体キックオフ
7月~10月:実行
11月:レポート作成
◆中間報告時点での気づき(20220920時点)
気づきは3つです。
1組織運営についての学びとは?
2チームとコミュニティーの違いとは?
3ゆるやかな帰属意識
この3つの問いで振り返りたいと思います。
1組織運営についての学びとは
離島DXは、約50名のフリーランスのチームで島を変革しようという取り組みです。関わるフリーランスの方は、皆お金をいただかない、プロボノです。
じゃあ、何がフリーランスにとってメリットなのか?
お金以外の価値は何なのか?
これは、よく僕が離島DXのプロジェクトを周りの方に話したときに聞かれることです。
人それぞれ得られるメリットは異なると思いますが、僕が感じているメリットは2つです。
①ゼロイチを経験できる。
②共創を身体で覚える。
だと考えます。
課題に対して、解決策を考え、実行する。
これは、フリーランスでも会社勤めでもやっていることですがプロボノでは「お金」という発想がないため、自由な考え方でモノゴトをゼロイチで考えれられるのではないかと思います。
また、利害関係で繋がっていない、プロボノのチームでは、トップダウンのピラミッド型組織ではなく、個人個人が主体となって動く必要があります。
上司や部下という関係ではないため、価値観も経験も年齢も異なる自律した人同士がプロジェクトを進めていくことは、とても難しいことだと感じています。
指示命令系統で進めたほうが、早く目的を達成しやすいですが、プロボノでは、合意形成をとりながら進めていくことがとても重要なのではないかと感じています。
2チームとコミュニティーの違いとは?
Slackの離島DXの全体チャンネルがコミュニティーだとすると、目的ごとの数十名単位のSlackのチャンネルがチームです。
全体チャンネルの目的は、情報の共有が目的。
チームのチャンネルの目的は、タスクの実行が目的。
様々なチームが動いていますが、タスクベースでは少数で動いたほうが早くアウトプットできるのではないかと感じています。
3ゆるやかな帰属意識
今回台風が沖縄を避けて、九州に上陸しました。
真っ先に、能古島のビーチは大丈夫なのか?と心配になりました。
離島DXの有志が、ビーチクリーンで清掃活動をしております。(僕はまだ参加できていませんが・・)
そこで、能古島のビーチに台風でゴミが散乱していないだろうか?と心配になりました。
ここで、ふと考えると、僕の地元うるま市にも離島があり、ビーチが多数あります。
オフィスのある、浜比嘉島には綺麗なビーチもあります。
なのに、僕が台風で心配したのは、能古島のビーチのことでした。
これって、どういうことか?
自分が離島DXのプロジェクトを介して、能古島という大きなコミュニティーに対して帰属意識が芽生えているのではないか?ということです。
「真のファンを増やす」ことが今回のプロジェクトのゴールです。
ゆるやかな帰属意識は真のファンを増やすことにつながるのではないでしょうか。
日本でもっともチルな島、能古島。
ついに!能古島のWEBサイトができました!
随時、ページが追加されていきます。
制作チームの皆さん、ありがとうございます。
ぜひ、見ていただきたいコンセプトムービー。
福岡市のプレスリリースでも紹介されました。
次のアクション
SNSチーム発足
離島DXのSNSチームが発足しました。
日本でもっともチルな島、能古島。
をチームで発信したいきたいと思います。
クラファンそろそろリリース
クラウドファンディングがリリース間近となりました。
福岡ワーケーションフェス 2022
10/28 能古島キャンプ村で2部が開催されます。
素敵なゲストや楽しめる企画が盛りだくさんです。
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