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母乳が軌道に乗るまでの話

結論

・生後3週間で完母になりました。
・激痛から解放されて、何の気兼ねもなく授乳できるようになりました。
・コロちゃんの好みが右→左に変化しました。
・頻回だった授乳間隔は、昼2時間毎/夜3時間毎になりました。

以下に、経過をまとめます。
(なんか報告書みたいやな)

入院中、乳首に傷が出来る

産後4日目くらいまでは全然うまく飲ませられませんでした。
咥え方が浅すぎて乳首に傷が出来、吐いた時に血が混ざっている始末(詳細はこちら)。
わたしもコロちゃんも初心者なので仕方ないとは言え、隣のベッドの人は出産当日からどんどん授乳できている気配があり、わたしは完母無理なんやろなぁと落ち込んでいました。

しかし、助産師さんの痛〜いマッサージに耐え、自分でも暇があれば乳首を揉んで柔らかくするように努めるうちに、何となく「開通した!?」と思うようになりました。
咥え方さえ上手くいけばごくごく飲んでくれて、体重を測ってどれだけ飲めたかチェックすると30gとか50gとか飲めるようになっていました。
この「咥え方さえ上手くいけば」というのがミソで、失敗すると全然飲めない上に血塗れになるのですが。。。

退院後は搾乳に頼る

最初の1週間は左乳首が血塗れでした。
右は飲みやすいらしく、しっかり咥えて飲めていましたが、左はなかなかうまくいかず。
乳頭保護器を買うも、痛みは抑えられるものの飲み終わって口を離したら中に血溜まりができていて、「これを飲ませてしまっていたのか∑(*☼д☉*)」とゾッとしたことも。
傷がなくて痛みだけの人には良いんだと思います。

次に試したのが搾乳です。
病院では一度、電動で両乳同時に搾れるものを借りました。
家では邪魔やしいつまで使うかも分からないので、手動のをAmazonでポチり。

これが正解で、痛くないし血も出ない。
右は直接飲ませて、左は搾乳して哺乳瓶から飲んでもらいました。
もちろん搾乳機と哺乳瓶は洗浄・消毒の手間があります。
特に搾乳機は細かい部品も多く分解や組み立てが面倒なので、面倒臭がりのわたしが長期間にわたって使うのは難しいかなと思います。

乳首に限界を感じたり、もう出る気配がない時、夜中で搾乳する気力がない時などはミルクも足していました。
こちらの画像は、とてもお世話になっている「授乳ノート」というアプリの画面です。
上の表が直接授乳の時間と回数、下のグラフが哺乳瓶での授乳量(黄色ミルク、緑色が搾乳)。

そうこうしているうちに左乳首の傷も癒えて、左も直接授乳を再開。
もう傷はごめんだったので、慎重に慎重に、咥え方を調整しました。
抱き方はクロス横抱きからフットボール抱きに変更。
少しでも咥え方が浅ければ外して、やり直すようにし、なんとか血塗れは回避することができました。

それでも乳首はヒリヒリする

当初はコロちゃんも体力が全然なくて、5分くらい吸っては寝て、また30分後に飲んで…と言った感じの絵に描いたような頻回授乳でした。

飲みながら寝てしまうと口から外すのも一苦労。
口の端から指を入れても外れない時は、無理矢理引っこ抜いたりしていました。
そのため、傷までは行かなくとも、常に乳首はヒリヒリしていました。
お風呂でシャワーを当てるとヒリヒリ。
風呂場から出て外気に触れるだけでヒリヒリ。
母乳パッドにおっぱいが染み込んで固くなった部分にこすれてヒリヒリ。
コスト面から導入したピジョンのフィットアップはヒリヒリが助長されたので、ムーニーのいちばんやさしいに戻しました。
好みもあるとはおもいますが、これは肌触りが良く包みも開けやすいしおすすめです。

病院でもらった塗り薬「アズノール軟膏」が手放せない日々でした。
この薬、色は変(失礼)やけどほんまによく効きました。
アズノールが無かったら母乳諦めてたかも。
アズノール様様です。

結局、全く痛まなくなったのは1ヶ月健診が終わってからかな?
まず、コロちゃんの咥え方が著しく上達しました。
最初は首根っこを掴んで、口開けた瞬間に乳首を突っ込む!という感じでしたが、今では自分で乳首を含み、うどんのように吸い込んでラッチオンまで持って行ってます。

それに加えて、変な表現ですが乳首が丈夫になったんやろなぁと思います。
ギター弾いたことある人は分かると思いますが、弾き始めは弦を押さえる指がめちゃ痛くなりますよね。
でも頑張って練習してると、指先の皮膚が角質化してきて、痛くなくなるんですよね。
そんな感じです(もうちょい分かりやすい例えは無かったのか?)。

好みが右から左へ変わった

と言うわけで、コロちゃんのフェイバリット・ニップルはずっと右だったのですが、1ヶ月半ごろから左に変わりました。
なぜか。
右が出過ぎるようになってしまったんですね。

助産師さんが言ってました。吸えば吸うだけ出るようになると。
本当でした。
なるべく左右均等に飲ませようとはしていたものの、どうしても大好きな右乳を飲む時間が長くなってしまっていました。
その結果、右乳が溢れるように出るようになったのです。

たまに風呂で温まってると勝手に母乳が出てしまうことがあったのですが(張ってる時によくある)、その時びっくりしました。
右乳から、レーザービームのように出続けるのです。
止めようと思っても、ある程度出るまで止まりません。
こりゃ喉に直撃して苦しいはずで、コロちゃんは右乳を飲んでてもすぐ離すことが増えました。
この週なんてかなり顕著ですね。

授乳間隔は短めも、だいぶ楽に

正直なところ、今も月齢の割には間隔が短めかなと思っています。
2ヶ月半で、昼2時間毎/夜3時間毎です。
夜は5時間ぐらい寝る子もいると聞くので、ちょっと羨ましい。。。

でも、痛みも無いし、お腹いっぱいになると自分で離せるようにもなりました。
ミルクも足していませんが、量は足りているみたいで、体重も6kgまで増えて順調そのもの。
なにより、一生懸命飲んでる姿が可愛すぎる!ので、辛くは感じません。
むしろ授乳時間は本当に幸せです。
プロラクチン?オキシトシン?の為せる技なのでしょうか。

入院中や退院直後の自分に、最初は大変で当たり前。頑張っていれば報われるよ。仕事と一緒だよ。と教えてあげたいです。

長文になってしまいました。
読んでいただきありがとうございます。
こればかりは個人差の大きいことなので、参考になるかは分かりませんが、こんな人もおるんやなぁぐらいに思ってもらえたら。

次回は、ちょうど一年前の今頃のこと。
体外受精のための採卵〜移植〜妊娠判明らへんのことを書いてみようかと思います。

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