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【社内報】Rocketsの「コミュニケーション」について

こんにちは株式会社Rockets CPOのteruです。
今日、dice-kが社内のSlackでこんな投稿をしました。

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この投稿を受けて、現時点での「Rocketsのコミュニケーション」を定義したいと思います。

1.コミュニケーションの経験

会社の組織形態には3つのパターンがあります。

1. 機能型組織
2. プロジェクト型組織
3. マトリックス型組織
※PMBOKより

1. 機能型組織
機能型組織とは、会社の部門ごとに仕事が分かれている組織を指します。部門での仕事となるため、基本的にはメンバーの入れ替わりがありません。

2.プロジェクト型組織
プロジェクト型組織とは組織の部門の割当がなく、プロジェクトごとにメンバーが集まるため、プロジェクトが解散するとメンバーはばらばらになってしまいます。

3.マトリックス型組織
マトリックス型組織は、それぞれのいいところを取ったもので、プロジェクトが始まると各部門から人が集まり、解散するとそれぞれの部門に戻っていく組織のことです。
(PMBOKにはもっと細かい話が書いてありますが、ここでは私のザクッとした解釈のみ記載します)

私の経験則では、過去にどの組織に属していたかにより、その人のコミュニケーションの取り方が異なるのではないかと思っています。

機能型組織に属していた場合、長い間同じ人と仕事をすることになるので、勝手知ったる仲となり、コミュニケーションが少なくなっていきますが、その分対応速度は早くなります。

逆にプロジェクト型、マトリックス型の場合は、開始〜解散が最短で3ヶ月というスパンで繰り返されるため、コミュニケーションロス=プロジェクトの失敗につながることになり、ある程度コミュニケーションを取ることが体に染み付いてるのではないでしょうか。
(ここではどちらがいい悪いという話ではなく、その傾向にあるというお話しです)

まずは自分が過去どのように社内でコミュニケーションを取ってきたのか、もしくは取ってこなくてもやってこられたのか?を知っておいてください。

2.コミュニケーションの種類

辞書では「気持・意見などを、言葉などを通じて相手に伝えること。通じ合い。」とあります。
「気持・意見など」とは一体何でしょうか?
もっと細かく書くと「スタートアップに在籍しているメンバーとしての気持・意見など」とは何でしょうか?

本来であれば、上位者・下位者でコミュニケーションを分けて考えるのですが、Rocketsは6人とメンバーが少ない組織のため、そこはまとめて考えることにします。

また、一般的な組織では「報連相」というフレームワークがあり、それを元にお話するのが正しいのですが、スタートアップに参画する人が「報連相」では、基本のキすぎてちょっと遅すぎるため割愛します。

Rocketsではコミュニケーションを大きく3つの種類に分けています。

1. 未来の話
2. 課題・問題(報連相はココ)
3. 雑談・気分の吐露
(もちろんこれ以外は話すなという意味ではありません)

3.Rocketsのコミュニケーション

3つの種類について、具体的にどんなことを話すべきかを書いてみます。

1.未来の話
Rocketsの未来・夢の話や、プロダクトでこんなことがしたいという想いは口に出してドンドン言ってください。

誰かが必ずが拾います。

そこから話が展開していくので、どんなことでも口にしましょう!
ちょっとずれていたとしても「もっとこんな観点も付け加えて話をするといいよ!」などのアドバイスも飛んでくるので、成長や気付きを得られる機会にもなります。

他の人が話している場合でも、積極的に参加して理解を深めましょう。

2.課題・問題
機能型組織の人はここが若干弱くなりがちかなと思っています。
特に朝会・夕会やWeeklyMTGがあるので、何か合ってもそこで話せばいいと考えてしまうことがあるのかもしれません。

ですが、課題・問題は発生しているのであれば、まずその場で発言しましょう。

この話をすると「調べて分かる話まで聞くのはいいのか?」という話題になりますが、そんなこと悩んでる暇があったら聞いてください。
誰かが、即答できるかもしれません。
逆に、誰もわからないのであれば、誰かが一緒に調べてくれて、(少なくともそのタイミングでは)的確な回答を必ず出します。

組織が大きくなると「一緒に調べてくれる人の時間(=お金)を奪うのはいかがなものか?」という、本質からずれた話になりますが、RocketsのValueは「最速で」対応することにあるので、この議論は的外れです。

怖いのは、課題や問題点を後回しにしてしまう「癖」がついてしまうことです
その「癖」によって、すぐに対応すれば問題にならなかったことが、クライアントへ多大なご迷惑かけることになってしまう可能性があります。

どんな些細なことでも必ず「すぐに」話をしましょう!

3.雑談・気分の吐露
リモートワークになったことで、日中メンバー以外と話をしないことが多くなったかと思います。

そんなときは、メンバーにドンドン話しかけましょう。

聞いていない人もいるかも知れませんが、そんなこと気にしないでください
(そんなときは、ラジオを聞いてもらっていると思って話をしましょう)。

「今日はBADだ」「作業をミスった・・・」などもつぶやいてください。
誰かがフォローしますし、他の人が発言していたらフォローしてください。
そうすることで気分を少しでも晴れやかにしていきましょう!

4.CPOとしての想い

今回はdice-kが話題にしてくれたので、メンバー全員が意識することができましたが、時間が立つにつれて忘れていってしまうものです。

私が尊敬している方のメルマガのQAにこんな質問がよく来ています。
「XXさんがYYしてくれないですが、どうすればいいでしょうか?」
その方の回答は、
「口酸っぱく言い続けるしか無い」

とことんシステム化して、それでもダメなものは口酸っぱく言い続けるしか無いのです。

コミュニケーションについても定期的に話題にしていきますので、みなさんも「そんなことわかってるよ」ではなく、「最近出来てるかな?聞かれたら回答できるかな?」という視点で、自分を見つめ直してみてください。

最後に、コミュニケーションの話題には、必ず場の雰囲気の話もセットでついてきます。

みんなの気分が晴れていれば雰囲気も良くなりコミュニケーションも取りやすいですが、コミュニケーションを取ることで気分が晴れることもあるので、ニワトリ卵の関係なのかもしれません。

特にリモートワークでは「話しやすい雰囲気」を作るのは難しいことではありますが、コミュニケーションはドンドン取り、雰囲気は笑顔で作っていきましょう!


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