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僕の初恋






このタイトルを見て、

「恋バナ聞きたぁ~~~い♡♡チュパチュパ♡」と思った奴。







恋バナなんてしません。タイトル詐欺です。


突然だが、こちらの写真を見てほしい。



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おっと、間違えたこれは、

「矢口真里とは関係のない、保田圭がただ単にクローゼットにいる画像」だ。



失礼、失礼、この写真だ。

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これらは、高校の部活で撮った僕の写真だ。



「汚い顔した写真のっけんじゃねぇよ!バカ息子!!」




と、江角マキコのマネージャーみたいにスプレーで描いた方もいるだろうが、

これらの写真でみなさんが思ったことは恐らくこれらだろう。








「えっ、左右の目で見てる方向違うくね???」






「何でこんなに笑顔下手くそなの?笑顔初日???」







「そんなことよりチョコレートファウンテンって、見た目の豪勢さと味、そんなに釣り合ってなくない??」


だろう。




そうなのだ、僕は昔から、左右で物を見ている方向が違う

いわば「斜視」なのである。






「っんだよぉ~病気の話かよぉ~俺、辛気臭ぇの嫌なんだよぉ~~」

という方もいるだろう。

けど、安心して!!








俺が、面白おかしく話すやん???


さて、「斜視」と聞いて知っている方もいるかもしれないが、念のため説明しよう。

斜視とは、

本名:石井勝明。東京都出身。オフィス南所属。ビニールボール製造会社社長。


おっと、失礼、これは

ダウンタウンのモノマネ芸人、ダウソタウソの

デコピン浜ちゃんさんのプロフィールだ。





改めて説明しよう。

普通、みなさんは物を見るとき、両目を使って両目とも同じ視線を向けて見るだろう。

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しかし、僕の目の場合、ものを見ようとするとき、

片方の目だけを使ってものを見て、その際もう片方の目は使わずに休んでいてその目はどっか別の方向に向いている

という風になっている。


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という感じだ。

斜視であることによって、僕はどうやら、空間や奥行きの把握能力が人より少し無いらしい。

自分ではこの見え方が普通だと思っているので、他の人がどうやって物を見ているのか自分には分からないがそういうことらしい。



さてここで、大学から僕と出会った方は、

「今のお前で、そんなに目がずれてるなんて感じたことないけどなぁ」

とおっしゃるだろう。

実をいうと、僕は大学に入ってすぐ手術をして、左右の目が揃うようにした。


しかし、これはあくまでも、揃うようにしただけであって、僕は今でも両目で物をみることは出来ない。

この手術も10年おきぐらいでしなくてはならないので、8、9年経った頃にはまた、物を見る方向は左右で別々になるだろう。


こういう風に僕は斜視なので、視力検査の数を人よりも何倍もこなしている。

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この気球を何回見たであろうか。


「気球!」と言われて、真っ先に思いつくのはこの写真なのだ。




そんな斜視である僕は、どちらの目でも物を見ることができる。

だから僕はいつも物を見るときは、片方の目をその日の気分によって使い分けている、





所謂、ファッションアイズなのである。

(僕がもし人間じゃなくてドラゴンだったなら、ファッションアイズブラックドラゴンとして、みなさんの遊戯王のデッキに入っていただろう)





ということで今では、”見ている方向は疑似的には一緒”という状態なのだが、先ほどの写真のとおり、昔はまだ手術していなかった。

なので大学生以前の僕を見て、「変な奴」だと思ったからか、嫌なことも経験させられた。

※(いじめと言うのは嫌なので、ここでは、

朝倉未来ごっこ』

と言うことにする。)

朝倉未来ごっこは無くなったにしても、人と会話をしてて、よく言われるのが、






「どこ見てんの?」

である。


まぁ普通に考えたら「変」だと思うし、傷つける意図は向こうサイドからは無いと思うが、やっぱり昔の自分は、それで




「傷いちゃった傷いっちゃったエーンエン(><)」


状態になることもあった。


なので、僕はそれを言われるのが嫌で、人の目を見て会話をする、という当たり前のことが出来なかった。




あと、写真を撮られるのがメチャクチャ嫌だった。

一瞬しか切り取られないので、斜視なのがモロバレなのだ。

どれくらいバレバレかで言うと、




「世界丸見えで昔やっていた、チェーンの店に本部から社長がやってきて、現場がどういう風になっているかを知るために、社長が仮装をして新人アルバイトのフリをして働く番組」


の社長の仮装ぐらい、バレバレなのだ。

しかし、僕は高校生になってから、この問題をなんとかする方法を思いついた。



それは、寄り目にするという方法だ。

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この写真は若干斜視だが、違和感なく成功している。

スカシ具合といい、絶妙だ。

A+だ。




しかし、一瞬でも気を抜くとこうなる。

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ダメダメ。



Yーだ。(Zではないのは、下腹部を露出していないため)


寄り目でも多少ボロが出てしまう。そう思った僕は、思い切った策を実行したこともあった。


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目を閉じるというアクシデントを装ったのだ。


これに関しては、自分でも申し訳ないと思ったのですぐにやめたが、こういう行動をするくらい写真というものが嫌いだった。

自分から「一緒に撮ろう~」なんて言ったことなんてもちろん無い。

どれくらい無いかで言うと、



「俺んちゲームあるから、やろうや~」と誘われ、家に行ったら、Xboxやった


という体験のある奴ぐらい無い。



以上、僕の斜視遍歴だ。

写真を撮ろうと言ってくれた人、本当にありがとう。

僕は写真を撮られるのは嫌だったが、「撮ろう!!」と言ってくれるのは嬉しかったし、写真を断ったことは無い。

ありがたいことに、ふてこい顔でも、「撮りたい!」と言ってくれた、同期や後輩、先輩は多く、ご覧の通りたくさん写真を撮ってもらった。

それに、僕の今のスカす感じは、人と会話するのがままならなかったということから所以して出来たものであろう。


そう思うと斜視で良・・・・・くないか



ここまで見てくださり、ありがとうございました。

現役時、センター国語108点の拙い文章でしたが読めましたかね???

次のnoteは、マイホームが欠陥住宅だった話か、初めて出来た彼女と手も繋がずに別れた話でもしましょうか。

皆さんも斜視の方と会った際には、「どっちの方向見てんの?」とか言わずに、ソっとしてもらいたいです。


そんなことよりも、俺、

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前髪もうちょい頑張ろうや

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