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呆れてしまうほど隣に居てほしい

BLUE ENCOUNT - QED : INITIALIZE -
2021/10/27 KT Zepp Yokohama

音を鳴らすことを続けるという選択をしてくれたことにまずは感謝。
汗だくになるほど本気で目の前の”あなた”に向かって音楽を届けるところ相変わらず好きなので続けてほしいし、やっぱり4人は、ブルエンにはそれが似合う。

知らないうちに私はよくブルエンの存在に助けられている。
先日のぴあフェスで、ブルエンの音楽に触れている時間はまっすぐ居られる気がするとふと思った。
音を鳴らせることへの4人の喜びが存分に表れていた。
だからかその空間に居られることにすごく幸せを感じた。

そんな感情を携えてのワンマン。

”他にかっこいいバンドたくさんいるけど今日だけは俺らのこと頼ってよ”

今日だけとか関係なしで頼りまくりなんだよなぁ。

確かにかっこいいバンド他にたくさんいると思う。
でも私は全力でぶつかってくれるブルエンのことを本気で信じているからたくさん頼っているのだ。
本当にかっこいいバンド。


魂こもった楽曲一曲、一曲を思い出すほどに濃密さが増していく。

”もっと光を”
身振り手振りでレスポンスを懸命にするオーディエンスに対して「伝わってるよ!」と何度も言ってくれて本当に嬉しかった。
横アリもそうだったが、現状のレスポンスに対して言ってくれる「聞こえてるよ!」「伝わっているよ!」という発言にはやっぱり嘘も偽りも見えなかった。

どんな形であろうと根本の在り方は変わらない。
対 ”たった一人のあなた" に。


”いなくなんなよ”

田邊さんのこの言葉に込めた力強さに私は抱えきれないほどの想いが溢れてたまらなくなる。
ライブでの一瞬一瞬を創れることを本気で幸せだと思っていることも、そこにブルエンが好きなあなたがいるから一層大切にしたい、幸せなんだという感情が込み上げてきているようで、耐えられないほどに想いが溢れてこの場所に来て良かった、好きで良かったと当たり前のように再認識してしまう。

私こそ、田邊さんが、ブルエンがいなくなっちゃったらどうしようもなくなってしまうから。音楽鳴らし続けてほしい。

ずっと隣にいてくれないと困る。

そして、ラスト”ハミングバード”が本当に愛おしくて仕方なかった。

”間違っちゃいないから
夢中で飛び込んだ世界は正解だ”

弱さが問いかけてくる度に何度も勇気をくれるバンド。

気づいたら全力で4人に向けてありがとうの気持ちを込めて拳を突き上げてた。


「楽屋に戻ろうと思ったんだけど一曲歌いたくなった」

”だいじょうぶ”

落ち込んでいる時とかにかけられる”大丈夫”という言葉。
幾分か気が楽になるような気もするけれど実際はどうだろう。

それなのにこの”だいじょうぶ”は安心させてくれる。

意志が詰まっているのがわかるから。
ただ曲にして歌っているのではなく一語一句に魂が籠っている。

田邊さんの発する勇気を与えてくれる言葉は不思議とそのまま私のパワーへと変換されているような気がする。

居場所になって光になってロックバンドを続けてくれれば何とかなりそうだと思ってしまうぐらいには大きい存在で私の等身大のヒーロー。


”ラブソングでもちょけた歌でもあなたに向けて歌っていることだけは忘れないで”

わかってる。すごく伝わっている。
でもふと私の中に入ってきたこの言葉は頭の中で何周かしたような気がする。

何周かしてたどり着いた答えは、どんな歌でもブルエンに対する想いに変換できてしまうのだよなといったところ。

”たくさんの思い出の中自信もって覚えてるのは
君がこんな僕をずっと愛してくれてたこと”

余韻に浸りながら何周かしていた上記の言葉に対する答えについて改めて考えていた時に思い出した歌詞。この日のセトリに入っていた”グッパイ”。

今後も末長くお世話になるのだけど、ブルエンの思い出の中で何より自信を持って覚えてるのはブルエンの音楽に触れる度にファンのことを想ってくれていること、好きでいてくれていることが伝わること。

”グッパイ”サビの「Woah-oh」にとにかく気持ち込めて手挙げていたことを今でもすごく覚えている。

取り巻く環境が変わろうとずっと離れないでいてくれる気がする。
”「77」”のような関係性で居続けたいな。


”音楽でしか返すことができない”といつかの田邊さんは言っていたけれど、この日のBLUE ENCOUNTは全力でぶつかりにきた。
本当に嬉しかった。

音楽バカで居続けてほしいし私もそう在りたい。

呆れてしまうほどに「また会おうね!」を言い合い続けるんだ。



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