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音楽家として走り続けるための架け橋

MY FIRST STORY は何があっても音楽家で居続ける覚悟を持ったロックバンドだ。 

いつ何時もそのような覚悟を持ったバンドを幾つも知っているがマイファスからその覚悟を感じる根源は極端な話かもしれないが、マイファスに会える予定が途切れることがないというところからだ。

いつでも扉を開いて出迎えてくれるバンドである。


- MY FIRST STORY TOUR 2021 continuation of the story -

当初は率直に、何となく今のマイファスにぴったりなツアータイトルだなと思った。
実際に体験して(0916 Zepp Haneda)世間一般的な万人受けがどうとか世間体がどうとかではなく、その場に集まった一人一人に届くように一音一音を鳴らし続けている。そこは今までもこれからもブレずにいるのだろう。楽器隊のセッションによる痺れるSEとKING&ASHLEY冒頭「Let's go!!」で掴まれた私はふと思った。
Aメロ入る前のクラップからここから始まるぞというワクワク感・高揚感を感じた。

この日を通して強く感じたことの一つは声は出せないのに限られた身振り手振りで観客の熱量を感じることができたことだ。
先日、ラッパーのSKY-HIがライブのMCで「オーディエンスの身振り手振りもレスポンスになる」と言っていた。
しっかりアーティストに届いているんだということを知れてただただ嬉しかった。

SKY-HIが放ったその言葉が自分の中にあったからか想いを直接伝えようとする観客の身振り手振りがしっかりマイファスに対するレスポンスとなっているように見えた。

印象的なレスポンスもたくさんあるが、中でも”I'm a mess”は無意識ながらもマイファスと集まった観客が一つになった瞬間のように思えた光景であったことを鮮明に覚えている。

”いらないやらない宣言なんて何度繰り返せばいいの
もう意味なんてないよな”

現情勢における規制に対して全てがイエスだということもないだろう。
側から見ればただ手を挙げている、サビだから盛り上がっている光景だが実際に中で感じた観客の覇気とマイファスの想いがどこか重なったように思えた。

これでもかと言うほどに愛や感謝を表現してくれる、そしてマイファスの世界に誘うように楽しませてくれる彼らに対して、できる限りの方法で応えたいと願うファンの想いはきっと彼らに届いている。


前から決めていたことなので制限は多々ありますが「今のフルキャパでライブしました!有言実行!」としないところや、逆に「このような情勢下なので開催できません」で片付けてしまうということをせず、また目標に向けてステップアップしようと決意してたくさんライブハウスでのライブを重ねた上でアリーナ復帰へと駒を進める意志の強さを心の底から誇りたい。

何年かかったとしてもあの舞台に立つ日を楽しみに待っている。

何に対しても本気で妥協せず、 挑戦することを辞めずに、直向きに音楽を続けてくれるMY FIRST STORYの進む道を追い続けていたいと思うほどに、音楽で繋がれて良かったと心から思った時間であった。

走り続ける彼らに似合いすぎなツアータイトルを引っ提げて最強で最高にかっこいい姿を見れた日。




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