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Lacuna Coil & Elis

Lacuna Coil - In a Reverie (1999)

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 1999年にリリースされたイタリアの当時はゴシックメタルバンドと言われたLacuna Coilのファーストフルレンスアルバム「In a Reverie」。前に聴いた時は初期作品はイマイチ面白味ない印象だけど、引っ張り出したら驚くばかりのハイレベルなスタイルの確立にびっくり。これは世界レベルになったハズだ。もっとイモくさい印象あったけど、男女ボーカルも最初から確立されてて、メロディも英米向けの方向に仕上がってるし、バンドの音も最先端のスパイス入ってるから古臭くならない感じ。今の新作でも通じるくらいのレベル感はある。若さの勢いだけでなく作り込まれてる作品で、良くも悪くも今と変わらないバンド。イタリアらしさはまるで見当たらないのが良い方向に進んで、世界レベルで勝負している凄さ。

 この後しばらくはこの手の音がちやほやされたけど、結局淘汰されて、Lacina Coilはちょいと違う方向性へ走って上手く生き延びている。しかも一般向け路線で足場を作っているからその幅の広さは見事。男女ボーカルの面白さと特にクリスティーナの歌に魅了される部分が多い。ファーストアルバムはメジャーブレイクするほどキャッチーなラインが登場してないから、その手前にある部分が若さとも見えるが、今になってしまえばそのラインを超える事は大して遠くない将来だったと分かってしまう。今から初期アルバム郡にハマるのも悪くない。

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