Steeleye Span / Albion Band / Shirly Collins / Maddy Prior
Steeleye Span - Hark the Village Wait (1970)
アシュレー・ハッチングスの英国音楽に対する執念から始まったSteeleye Span。フェアポート・コンヴェンションを抜けたベース奏者のアシュレー・ハッチングスが伝統英国音楽を突き詰めたい欲から組んだバンドが何故か英国とアイルランドの混合だった。この頃はそこまで明確に英国伝承音楽の探求とは考えていなかったかもしれない。ただ、ケルトと英国トラッドは似ていると思う。
1970年にリリースされたSteeleye Spanのファーストアルバム「Hark the Village Wait」はウッズ夫妻とマディ・プライアーとティム・ハートを加えて重厚な英国トラッドベースではありながらも独自の重さを出したアルバムに仕上がっている。ウッズ夫妻は初期しか在籍していないから貴重。自分は初期3枚が好きで昔から聴いてたバンドだが、その割にはまるで覚える気もなく、ただ単に雰囲気的に聴いていた。懐かしさもあったけど曲全ては記憶になかった。ドラム入ってる事も意外だったし、マディ・プライアーとガイ・ウッズも似ている歌声で牧歌的ながら重い。ロックではないサウンドだけど、革新的な側面は持っている。基本フォークで女性ボーカルだけど土着的。
好きなロックをひたすら聴いて書いているだけながらも、聴くための出費も多くなりがちなコレクターの性は皆様もご承知の通り、少しでも応援していただければ大感謝です♪